トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2009年 02月 06日

静物ーサラミの存在感

一連の肉に関した作品の中で気に入っているこの紙の作品。
サラミという存在を越えてひとつの完結した形となっている。
サラミの形を整えるために使用されるネットの白と肉の赤の
生み出すデザイン性と背景の肌合いのある灰色の色彩との調和
が好きである。
作品を見るまではサラミやプロシュッートを描きたいというアレの
意図がよくわからなかったが、こうやって作品となったサラミは
イタリアの総菜屋やレストラン、肉屋や食卓という存在範囲を越えて
妙に神聖味を帯びてくる。まわりにオーラを従えて果てしない空間
に浮上するようである。
周りに転がる日常の事物を作品の主題とするアレの制作姿勢は常なる
ものである。
これらのなにげない事物の背後に隠れる精神文化や宗教観などへの再考察、
それがこのサラミの存在感を増しているようである。


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by jamartetrusco | 2009-02-06 19:29 | Arte di Ale(アレのアート)


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