2009年 03月 01日

Papiers Paille - Carta Paglia

アレの6月のパリの個展。作品持参、展示、また撤収も兼ねた滞在約2週間の予定。
知り合いの方のアパートを借りることになっているのでパリの日常生活をほんの少し
だけ味わえる。美術館や町並み、市場、多くの楽しみが控えている。娘にとっては
初めてのパリである。

展覧会には作品を持参するという物理的な制約があるので大きなキャンバスなどの展示は
無理である。そこで考えたのが彼の黄紙油絵作品の展示。
carta gialla(黄紙)と普通呼んではいるが実はイタリア式藁半紙ーcarta pagliaである。
過去には食べ物やパンなど包んでいた日常使いの紙である。
今ではトラットリアのテ−ブルマットとしてよく好まれ使用される油の吸い込みの良い紙。
いつからこの藁半紙に作品を残すようになったのだろう。
考えてみると娘の生まれた年、1998年以来使用しているこの紙。
頭に浮かぶイメージをドローイング的に無造作に制作するのに最適の安価に入手できる紙。
自由奔放、即興的な表現を何枚も何枚も連作していくのに最適である。
1998年はそれ以後続いている一連のシリーズ制作を始めた年でもある。
茶碗、小石、壁シリーズ、器、Porta Magica, などなど、今年はサラミ、これも今までの
器のシリーズにつながる象徴的なイメージである。
シリーズが生まれる都度、キャンバス作品数を越える数にて描かれてきたアレの制作
系譜を語る重要な作品群である。
ときとしてキャンバスの油絵より優れたイメージが生まれる。

今回の展覧会では1998年から10年、2008年までのアレの制作の行程の
証人としてのこの紙作品に焦点を当てる。
今までの展覧会では常に付随的存在であったこの紙達を全面に見せたいのである。

展覧会タイトルは"Papiers Paiile 1998 ~ 2008"。

展示方法も智慧を出し合ってなんとかなりそうである。
ここのところ毎日展覧会のための資料作りに忙しい。

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by jamartetrusco | 2009-03-01 19:40 | Arte di Ale(アレのアート)


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