トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2009年 03月 13日

Graziano Spinosi という作家

1年程前たまたまルネサンスか何かの画家について調べていたときに発見した素晴らしい
ブログCurrenti Calamo
Currenti Calamoとはラテン語の言い回しで文字通りpenna veloce、あまり考えずにさらさらと
書き捨てるというような意味で、「徒然草」に近い意味合いを持っているのだろう。
イタリア、ボローニャ出身のアーティストのGraziano Spinosiのまぎれもない個性の軌跡を
記した詩情あふれる簡素で美しいブログである。彼は自分の言葉は最小に押さえる。
その日その日に出会った、もしくは心に響いた言葉を様々な源泉から引用して、そこに彼の選んだ
ひとつのイメージをつける。その画像の美しさは絶妙である。私の頭にある「美」の概念をまさに代弁してくれる様々なイメージの結晶。
ブログから検索してみると作家としてのホームページもある。
作品はブログのイメージと近い、本質的で素材感のある静かなオブジェである。
静寂な空気を内包したような彫刻。
鉄という素材を絵画の素材としてまるで柔らかい土のように使いこなす平面作品。

この1月、ふと思い立ってブログの連絡先に連絡してみた。するとすぐに返事が帰ってきた。
その言葉から人柄の良さがみてとれた。そして美しい作品集まで送ってくれた。
ビザンチン時代のモザイクの美しい教会で有名なラヴェンナという街のアカデミア、美術学院
にて教えている、という。アカデミアを通して、日本の学生も多く知っていてこの夏の終わりには日本にも行くかもしれない。彫刻を庭に置いた大きなアトリエにて制作している。
アドリア海側、リミニとサンタアルカンジェロの間にある田舎に住む、という。トスカーナからは車で行くと山越えがあるのでやや時間がかかるのだがこの春是非遊びに行くことを約束した。実際に会って話し、作品に出会えること、今から楽しみにしている。

様々な街に作家友達が増えていくことは無限なる心の王国が広がるかのようである。

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by jamartetrusco | 2009-03-13 23:45 | Arte (芸術)


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