トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2009年 03月 19日

Gianni のbook

銀行の支店長のGianni は自ら画家としての第2の人生を歩もうとしている他、友人のアーティストへのサポートを惜しまない。
以前アレの作品を展覧会として銀行内に置いてくれた。これはアレに限らない。過去から今まで様々な
アーティストの作品をグレーベの支店内に定期的に展示してきた。空間の制限と見る人が
どれほどの興味を持っているかは別問題として彼の運営する銀行支店はある意味でグレーベ
近辺に住む作家を知る上で画廊以上の役割を果たしていると言える。常に明るく、笑いが
絶えず、洒落た帽子をかぶって小走りに歩くジャンニの愛すべき姿はグレーベという
代々地元の人間同士の結束の堅い閉鎖的な土地柄の中で磨かれた宝石のように光っている。
このジャンニが大事にしている彼曰く「book」。今まで展示してきた作家達に一言書き
をしてもらい大切に保管した収集本。ページ、ページにそれぞれの作家が書いたり、
デッサンしたり、作品を貼付けたりした手作り感の強い真心のこもった一冊のノートブック
である。以前からアレにも何か書いてほしいとずっと頼まれ続けていたのだが、ジャンニも
このブックを自宅から持参するのを忘れたり、すでにかなりの時間が流れてしまった。
この1月やっと預かってきたジャンニのbook。
様々な作家のイメージによるコメントやジャンニヘの友情の記しが残されている、様々な
想いが詰まった一冊。多くの人の手を経ていてそれなりに使い込まれた趣きの黒表紙の
ノートブック。
アレも一言残して2001年京都の法然院にてしたためた水彩画をページに張った。

題して"Porta al Tempio" 神殿への扉ーすなわち内側も外側も内包した無限なる空間への
入り口、外と内を自由に飛翔する目と心。

アレのPorta Magica「魔法の扉」のシリーズのテーマの神髄を語る言葉であろう。


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by jamartetrusco | 2009-03-19 00:59 | Vita (人生)


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