2009年 05月 03日

日本はおかしいのでは?

このところ新型インフルエンザのニュースで世界中が右往左往している。
特に驚くべきは日本のいつもながらの過剰報道。まるで生か死かの一大事のような
報道である。当事国のメキシコならいざ知らず何もはっきり断定できない時点で
この騒ぎようはなんだろう。もちろん忠告を促す、インフルエンザの症状が出た
場合はどう対処する、などの必要事項は当然であるが、まるで非常事態のような
状況。日本という国なんだか鬱病にでもかかっているのでは?
特に驚き、薄ら寒い思いをしたのは北米帰りの17歳の少年の症状に疑いがあり、
というニュースの後、この少年はネガティブと判明してその少年の通う学校の校長先生
が胸をなで下ろしたという会見の話しを聞いたとき。なぜかと言うとこの学校が
もしインフルエンザの感染を助けれることになればそれこそ大変だったからであろう。
この少年がどこからどうやって学校に通っていたかも教えろ、という電話がいくつも学校
にかかったという。まるで殺人者か何かを扱うような話しである。
このインフルエンザにかかればすべての感染者が死ぬというような一大事
ならいざ知らず、このようなことでこれだけのパニックと他人への思いやりのなさと、
日本の社会は一体どうなっているのか。正常な精神構造とは思えない。
報道のせいも多分にあるだろうが、日本人それぞれがもう少し大人になり問題に冷静に対処
できないのだろうか。
イタリアももちろんニュースの重要な側面として毎日報道はされているが、こんな大げさ
な捉え方はしていない。皆が毎日の生活を普通通り送っている。
毎日どこか自分とは関係ない遠い国で、多くの人々が戦争で死んだり、マラリアで死んだり
している状況の中、新型インフルエンザという未確定とは言え、治る可能性の大の
感染へのこのような異常なまでの恐怖心は一体なんなのか。自分さえ良ければ、みたいな
村八分的なこの精神構造、日本のまさに弱点である。

過度なグローバリゼーション、過剰な観光産業、そしてもちろん安い肉を大量に市場に出す
工場生産的家畜産業の結果、ここにも現代資本主義構造の見えないモンスターの影がちらつく。

人間の感性までおかしくなっているこの変な世界、なんとかしなければならない時はますます近づいているのである。



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by jamartetrusco | 2009-05-03 01:52 | Vita (人生)


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