トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2010年 01月 08日

一体どこまで?

新年早々あまり明るくない話しでニュースは一杯である。
クリスマスにアムステルダムからデトロイトまでの便内でのテロ未遂から
飛行場の荷物、身体、靴のチェックに次いでついに人体スキャナーを導入すると言う。
アメリカへの便の搭乗口に限ってかどうかはまだわからないが、少なくとも
イタリアではすでにローマ、ミラノ、ベネチアの飛行場のアメリカ便のターミナル
にてこのスキャナーの機械を3月から入れることを政府は明らかにしている。
イタリアですら行うのだから私が利用せざるを得ないロンドンの飛行場で人体スキャン
が行われることは間違いない。
この機械は昨日のイタリアのニュースで10台導入に2百万ユーロ(3億ぐらい)
かかると言う。こんな大金を他の有意義な目的のために使えないのか?
そしてこのようなスキャナーによる人体への弊害はないのか?

一体どこまでテロ対策過剰を続けるつもりなのか、自分のしっぽを噛むためにぐるぐる
無意味にまわる生き物のような無駄なエネルギー。
今回のテロリストの目的の一つはまた恐怖と混乱を生み出し、
さらに過敏な反応を西欧諸国におこさせることではなかっただろうか。
9/11のテロから十年間経った2010代をまた混乱させるために。
右往左往する西欧諸国の反応にほくそ笑む主犯を想像できる。
もちろん乗客の安全、テロ対策、それは必須のことであることはわかる。
しかし本当にテロを実施しようと思うのなら、飛行機に限らずどこででも可能なのである。
列車でもバスでも空港内でも。2005年のロンドンでの地下鉄内での自爆の悲劇の後、
地下鉄に乗る前にボディチェックなどないのは、そんなことは事実上不可能だからだろう。
ところがフィレンツェの市庁舎に入る前に住民は荷物チェックをするために列を作らなければ
ならない。単に住民票をとりに行かなければならない住民すら、である。
これによってフィレンツェ市民がどれだけ不都合を被っているだろうか。
美しい15世紀の建物内に醜いXrayの機械が置かれる状況。
そして市民がどんどんとプライバシーと自由をおかされていく現在の状況。
ボディースキャナーの次は何が出てくるのか。

テロリストの攻撃に真に答えるには全く動ぜずに今まで通りの生活と自由を享受する
べきなのである。テロに屈しない姿勢に相手もまた反応を変えるはずである。
恐怖をあおり、翻弄される西欧諸国の対応をいいかげんにやめるべきではと思うのである。
人間が恐怖政治のもとにどんどん微小化、矮小化し、思考体系の鈍化を進めていくような、
言いようのない憤りを感じる。


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by jamartetrusco | 2010-01-08 19:56 | Vita (人生)


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