2010年 04月 01日

白いもの

親しい友人が今年の誕生日を記念して何か白いものを贈ってほしい
という願いを知らせてきた。
白いコットンでもなんでも良いのよ、と言われたのだが、さて
どうしよう、と考えて、トスカーナの海辺で拾った貝殻とか
小石なんてどうだろう、と思い、先日たくさんある小石、貝殻
コレクションの蓋を開けてみたものの、案外白い石がない。
灰色だったり、茶色の混じった白だったり。
これではあまり白とは言えない。それにそれほど形の良いのも
見つからない。白の小石を見つけるには白大理石の産地である
カラーラなどの地域の海辺に行かないとだめのようである。
アレに何か名案ないかと相談して、それならアラバスターの
石が良いのでは、と。アラバスターは奇麗な石だと透明に見える
ほどの白である。家にあるアラバスターの破片を探してみる。
でもこの石の破片だけではあまりにも殺風景に見える。

そこでアレに頼んで簡単なエトルスコのGrilloを彫ってもらった。
やや黒ずんだ部分がある小さな破片であったが彫り込むうちに
その部分も削られてかなり純白に近い小オブジェとなった。
単なる石の小片がちょっと手を加えるだけで生命を持ち始める。
かなり原始的な様相ではあるけれどその方がかえって石本来の
魂も感じられる。
エトルスコのお守りのようにどこかお家の片隅にでも置いてもらったら
嬉しい。

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by jamartetrusco | 2010-04-01 18:38 | Arte di Ale(アレのアート)


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