トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

jamarte.exblog.jp
ブログトップ
2006年 03月 21日

キャンティへの移住

モンテフィオラーレに住み始めたのは今から12年前、1994年の1月。 フィレンツェ出身のAleとどこに住むか探していた時、友達がアパートを借りていたことのあるこの地に赴いたのです。その当時も手頃なアパートを探すのは結構大変で、フィレンツェより安いのでは、とこの辺りを考えたわけです。今の大家さんは大屋敷をいくつかにわけて数件アパートとして貸しており、ちょうどその中のひとつが開いており、見せてもらったら眺めのすばらしいテラスがあり、スペースも結構あるので即決。


f0097102_19382338.jpg



なにしろ私たちのニーズは彼がスタジオとして使える空間がないとだめなので、なかなか見合うアパートはむずかしい。もともとワインや食物の貯蔵室であったところ(cantina)を改造して大きなアーチつきの部屋があったので、まさにスタジオ向き!

f0097102_22515727.jpg


もともと葡萄園を持ち、ワインを作っていた大家さん(奥さんの家族がこのあたりの大地主)でしたが、60年代、今ではかんがえられないことですが、キャンティ地方が疲弊し、大地主もブドウ園を手放さざるを得ない時期があったのです。そのころ地所内にある農作業を担当する地元のお百姓さん(contadino)が住んでいた農家や民家が明け渡され、外からの文化人、特に当時はイギリス、ドイツのインテリ階層、アートに関わる人たちがトスカーナ地方の人の手の入っていない素晴らしい自然と土地にしみ入る文化の深さに惹かれて、二束三文でそれらの古い農家を買い取り、改装し、住み着くようになったのです。今のトスカーナブームにつながる源となった当時です。

f0097102_225648.jpg

f0097102_22140100.jpg

[PR]

by jamartetrusco | 2006-03-21 19:17 | Paese (土地柄)


<< エトルリア魂      モンテフィオラーレの別アングル... >>