2006年 03月 25日
2005年、フィレンツェと京都の姉妹都市40周年記念のイベントが京都にて数多く開催されました。目玉展覧会は京都市美術館にて開催された「フィレンツェー芸術都市の誕生」展です。 その一環として6月、京都のイタリア文化会館にて京都の作家、神道知子さんとアレッサンドロ・ヌティーニ(主人)の2人展が開かれました。招待を受けたのはその前の年の春、それから制作やら準備やらに追われましたが、とにかく無事に夏休みを利用して3ヶ月間、夏の京都に帰っていました。 会館とともにこの企画を手伝ってくださったのは京都にあるMori Yu Galleryとミホ・プロジェクト。京都の民家の中に現代アートの画廊を経営する他、現代イタリア・アートの様々な表現や食文化をダイナミックに日本に紹介する一方、京都からの世界への発信も試まれています。 この展覧会には最近3年あまりの仕事を紹介しました。展覧会のタイトルは「大地と大気」 "Terra e Aria", 彼は「大地」を、神道さんは「大気」を象徴する、という館長さんのアイディアに基づきました。 彼の最近の関心はトスカーナに古くからある石壁や海岸でひろう小石、石畳、木梁など誰も気に留めないが歴史を内包するような「物」を扱うことです。一つのテーマでシリーズ作品を制作するのが常です。また実際のトスカーナのあちこちから採集し土や砂を混ぜ込んで自らカンバスの色を作りだします。 イタリア文化会館内、アレの作品と神道さんの作品の展示風景 その後7月、東京のニューオータニホテル内のギャラリー「小さな美術館」にて、8月には京都のHouse of Artにて2回の展覧会開催の機会を与えていただきました。 今年はトスカーナの地元にて展覧会を企画したいと思っています。 またその時はご案内します。 東京展、京都展の作品前のアレ
by jamartetrusco
| 2006-03-25 20:08
| Arte di Ale(アレのアート)
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