2010年 11月 08日

頭の整理

ここ10日ほど様々な思いが頭を巡る。
アレの作品のプレゼンテーションを用意しなければならず、これまでの制作活動について
の作家紹介文を日本の複数の友人達にお願いした。おかげでアレの過去10数年の営みと、
ともに歩んできた道程を振り返る機会となった。1996年の東京での初個展。
友人の住まい兼展示スペースを壁のペンキ塗りから始めた手作りの展覧会。
いまだ未熟ながら初心のエネルギーに満ちていたその頃。なんと喜ばしいひと時であったか。
そして2001年、京都の初個展であり、その後のアレの制作哲学の起点となった法然院での個展。
私と娘は日本に残り、ひとり帰宅した2ヶ月の間にまるで何かに取り憑かれたかのような
エネルギーと集中力で生まれてきたこの作品群。
法然院という場所の聖なる力も加担したかと思えるほど即興性と精神性に溢れたもの。
今でもこれらの作品は新鮮で力強い。
その後2005年の京都イタリア文化会館での2人展、「大地と大気」。
フィレンツェと京都の姉妹都市提携40周年記念展であった。京都との縁が深まる機会でもあった。
ひとつの人の輪がまた次のひとつの輪につながり大きな輪となり広がっていく過程。
ある段階から次の段階へとゆっくりでも着実に進むためには、情熱をもって
何事も無駄を覚悟で実行し、信じる道を歩んでいくことであろう。
すべての経験が次の展開への糧となり実りを生む。
それなしには今の我々はない。
未知の体験への思いと予感を抱きながら今日の日を有り難く思う。

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by jamartetrusco | 2010-11-08 23:01 | Vita (人生)


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