トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2006年 03月 31日

フィレンツェの職人芸、その1) モザイク工房

今日はフィレンツェの友人を訪ねました。彼女は在フィレンツェ20年というイタリア生活大ベテランですが、日本の良さをすべて残された素敵な女性です。ご主人はピッティ美術館の前にお店と工房をもたれ、フィレンツェのメディチ家以来続く工芸技術であるArte delle Pietre Dure (文字通りには堅石を使った工芸という意味)を営んでおられるPitti Mosaiciの親方です。

岩石の数々
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大理石や化石、岩石、準宝石などを使用して、それをデザインに合わせて薄く切りそろえて行き、すべて手仕事にてモザイクにはめ込んでいくという、技術と手間ひまのかかる仕事です。伝統的にはテープルのトップなどの豪華な家具の一部に使用された装飾技術です。

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フィレンツェにはこのようなモザイクの工房の他にも様々な職人芸が残っています。
代表的なものでは、皮革細工、紙、額縁職人、またトスカーナの家具職人やその修復師など。 もちろん絵画の工房も多々あります。次の機会にはまた違った職人芸を紹介したいと思います。


近くの美しい黒フレスコ画のあるビアンカ・カッペッロのパラッツォ、フィレンツェの中で、私の好きなPalazzoの一つです。

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余談ですが、ビアンカ・カッペッロは16世紀メディチ家の異色な存在であるフランチェスコ1世の愛人で、フレンチェスコの弟フェルディナンド1世に共々毒殺されたという説があります。フランチェスコ1世は哲学、錬金術、文学などを愛し、仕掛けを施した庭園作りなどに情熱をもやしました。フィレンツェ北東にある大規模なプラトリーノ庭園(現在はヴィラ・デミドフと呼ばれる)はその代表です。


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by jamartetrusco | 2006-03-31 01:10 | Arte (芸術)


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