2011年 05月 15日

Fuoco Fauto - 鬼火

5月10日に行われたエレナのBorse Nereのプロジェクト。今回は会場が図書館ということもあって
ナチ時代の「焚書の日」に合わせての企画であった。
アレの作品の主題はfuoco fauto、日本語では鬼火。自然界に存在する、または有機物から発生する
メタンガスなどに引火して起こる火の玉。沼底や墓場などに起こりやすい。
夜に発生するのでまるで魂の光のようであるので、旅人を迷わす悪霊とか悪戯な妖精として伝承している。
日本で人魂というのもこれに由来するのだろう。
人は腐敗していくときにガスを発生する。よって墓場から出る炎はまさに自然科学上説明できる現象
である。
腐敗から生まれる炎。死からの再生かのように。
不死鳥が自ら燃え尽きた灰から再生するように。
死、燃焼、炎、再生。
本を燃やしてもただ灰になるだけだが、本という人間の魂が詰まった精神性の塊を燃やすことにより
次の何かが生まれることも可能である。
破壊は再生への道でもあるのだから。
そう思うと今の日本はまさに再生の道を辿るしかないのである。
物質は破壊されても人間の精神はそう簡単に破壊されるものではないから。

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by jamartetrusco | 2011-05-15 05:08 | Arte di Ale(アレのアート)


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