トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2011年 10月 05日

夏、まだまだ夏

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1週間のロンドン出張から帰ってきた。
仕事はすべて順調。そして驚くべきほどの快晴のロンドン。
9月末10月初めの気候とは思えない。
連日28、9度という夏日である。
もちろん朝夕は気温の差はあるものの、夜外で食事が
できる暖かさである。
前代未聞、記録的な高温と聞く。
おかげで10月頭の週末はイギリスの海岸線は人波で砂浜
が見えないくらい。
だってハワイより暑いという日なのだから。
7月、8月と例年のごとく冷夏であったらしいのでその反動も
あり人々の浮かれようは納得が行く。
ロンドンはどんよりした気候が多いせいもあるがこのような快晴の
日には街全体がまるで違う国のように輝いてみえる。
自然の緑が青碧として、そして花まで鮮やかに見える。
幸せが空気に満ちあふれる瞬間である。

そしてイタリアに帰ってきた昨日はフィレンツェの気温も31度。
イタリアで最も暑い町。この地もこの1週間毎日夏のような
日差しと暑さが続いているらしい。
今日も素晴らしい青空。
10月にこんなに暑かったことは私の滞在する16年間でも一度もない。
ワインを買いに行く農家のおじさんのセルジョによるとこの猛暑の
8月、9月で葡萄がすっかり熟してとてもアルコール度の高い
良質のワインができるそうだ。というのも彼の所の葡萄は古木であるから。
それに対して最近古い葡萄の木をすべて取り去り刷新したような大型
葡萄園は対照的。若い葡萄の木はこの水の少ない高温続きの夏に耐えきれず
枯れてしまったというのである。
やはりなんでも新しくすれば良いというものではないのだ。
古い木を大切に育てること。そういう昔ながらの葡萄農家こそがどんな
自然の試練にも耐えて生き残れるのであろう。
古きを大切に、という最近忘れさられつつある真実はここにも生きている。
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by jamartetrusco | 2011-10-05 00:18 | Vita (人生)


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