トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2012年 10月 10日

2日だけの展覧会

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フィレンツェの元修道院を改装して現在は工芸、職人工房の集まりとなっているSAMー
Spazio Arte e Mestiereーアート&クラフト空間。
元修道院とあって中庭を囲む建物の空間は瞑想としての場所として建った過去を
そのまま継承して静寂に包まれている。
制作するにはうってつけと見える。

この場所はフィレンツェの中心からやや外れていることもあって普段は人の出入りは
ほとんどない。
そのかわりに年に数回週末に合わせてオープン・スタジオを企画している。
その際には普段はそこに工房を持たない工芸家や美術家にも開いている空間を
レンタルしている。

この週末その企画に参加してきた。アレがフィレンツェでのギャラリーで作品発表したのは
すでに10年前のこと。それ以降イタリアにて発表する気概がなくなり、日本のみにて
展覧会をする機会が多かった。今回この空間が美しい修道院跡であることと友人が
そこに工房を構え始めたこともあって参加する運びとなったのである。

かなり大きなスペースを提供してもらったこともあり、今までほとんど公開したことのなかった
木の彫刻群を展示することにした。ふたりだけで田舎の家から会場まで運ぶのは一労働
だったが、その甲斐あって空間を十分使ってすべて展示することできた。
スタジオの奥底に眠っていた彫刻達は太陽の光を浴びて別の顔を見せてくれた。

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たった2日間の展覧会だったが、見にくる人々がアートと工芸に興味深い人を厳選して
いるせいもあり、質問されたり説明したり、アレも彼らの応対に忙しく、一日中しゃべり
まくり、しかし自分の今までの制作が無駄ではなかったことな、と実感。

作家にとって作品を見てくれる相手は不可欠な存在である。この展覧会でひとつの拘り
がすっと消えて次へのエネルギーをもらったような気がする。

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by jamartetrusco | 2012-10-10 01:16 | Arte di Ale(アレのアート)


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