トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2006年 04月 19日

かつて湖があったところ ー C'era una volta un lago

グレーベからヴァルダルノ(Valdarno)方面に行く途中、Gaville の街を抜けると右手にかつては水かさ満杯の湖があった場所があります。この湖は近くのサンタ・バルバラ熱発電所を冷ますために使用された人口の湖です。詳しいことはよくわかりませんが、近年必要がなくなり徐々に水上げをして乾かしています。

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今では半分まで枯渇して湖底が見え、またそこに植物が生え出しており、ところどころに泥で色がかわり、半分ミイラ化した葡萄の幹がまるで亡霊のように佇んでいます。その昔は葡萄畑の跡でしょうか。

摩訶不思議な雰囲気の場所、土もひび割れがして、歩くとスポンジのような感触。でも目を凝らしてみたら、たくさんの貝殻が散乱しています。


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大きいものでは幅が20cmはありそう。内側はまるで真珠層のようにキラキラしているものもあって、思わず採集してしまいました。湖に住んでいた貝なのでしょう。でも何故にこんな大きいのか。もしかすると奇形なのか。

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この場所、かつてはキャンプ場あり、ホテル(Hotel del Lago、湖水ホテル)ありで盛んだった時期もありました。今はさびれて悲しげな雰囲気の一角です。でもあと数年すれば今度は緑に被われた広大な野原としてよみがえるのでしょう。ひび割れの泥土から生え出した植物を見て自然の生命力の強さを実感しました。同時に干上がった湖に以前は生息していた大貝の神秘に想像の糸を引かれました。太古の貝か、それとも化け貝か、、、。




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by jamartetrusco | 2006-04-19 00:16 | Natura (自然)


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