2006年 04月 29日

我が家の修復師

アレの作品制作以外の情熱として、庭仕事を挙げたが、もうひとつ、彼の好きな仕事は、家具の修復である。家具の修復とは言えアンティックの価値のある家具を修復する専門的なものではない。道ばたに捨てられていた椅子や机などに手を加えるのである。ただこの場合、第一条件は素材が純粋な木製であること。ベニヤなどの合成素材はだめ。ものとしての、素材としての価値がゼロだから、手の加えようがない。本物の木でできているものはその上にペンキやラッカーなどの上塗りがされていてもかまわない。それをすべて取り除けばまた下地の木が蘇るのだ。我が家の椅子はもともと家についていたものを除いてすべてアレの治療した椅子たちである。

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ひとつは緑色のペンキが塗られていたがすべてはがして、安定感のある椅子らしい椅子になった。
もうひとつは仕事場で使われていた座台の高い椅子。ピンク色を被せられて悲惨な様相だったがそれもこんなに奇麗になった。コンピューターの前で大活躍している。

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それぞれアレの心がこもっているので愛着がわいてくる。今修復しているのはやはりしっかりした木製の椅子、単に座台のひも細工が破れていただけで捨てられていた。座台は新しく木の細板でつくり、てかてかした色の悪いラッカーは刀で削って下地の木を出している。また新しい椅子として我が家の一員となる日は近い。


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by jamartetrusco | 2006-04-29 21:18 | Arte di Ale(アレのアート)


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