トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2006年 05月 15日

祭りまっさかりー La Vetrina del Cittaslow

イタリアは日本とよく似て、いや日本以上に、お祭り好き。この時期から晩夏にかけて、とにかく小さな田舎町から都会まで、ありとあらゆるお祭りが続きます。食祭り、花祭り、地元の聖人祭り、海祭り、ガラス祭り、焼き物祭り、、、。毎週末どこかでFesta, Sagraが開かれます。

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昨日の日より良き日曜日、グレーベでは恒例のアンティークのfettatriceとbilanciaの展示販売がありました。fettatriceはこちらで必須の生ハム、サラミ切り用器具です。bilanciaは計りのこと。
古いものはかなりの大きさで、鋳鉄でできており、それに赤や黒のなどで彩色されていて圧巻な趣き。そしてすべて手回しにて切る。オブジェとして存在感があり、収集家も存在するはずです。


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その他にも古いカフェを作るための器具などあったり、昔の器具の美しさ、手のかかり方の違いに改めて感心するばかり。

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祭りの最高潮の5時頃(たまたまグレーベに降りて行った時間に始まったのでラッキー!)遥かジェノバ近くの海の町Levanto市から招待されたMusici e Sbandieratoriのグループの行進が始まりました。太鼓をたたく音楽師と大きな旗を降ったり、投げたり、空中交換したりする技の見事な旗師達。彼らは通常中世の衣装をまとっており、今回もしかり。シエナの有名なパリオ祭りでもsbandieratoriの演技は有名なので見たことなる方もおられるのでは。
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この他に広場では情熱を持って美味しい食材を作っている職人的食材生産者のスタンドがいくつも出ていました。グレーベ以外の町から来た見るからに美味しそうな食材。spallaやsoporassataなど、本当に心を込めて作ったハムの数々。チーズ、タルトゥッフォ、レモン酒、オリーブ、サフランなどなど。さっそく我ら胃袋のためにいくつか購入。

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soprassataというのは日本ではあまりなじみがないかもしれないけれど、豚は頭から足、内臓まで何も捨てることなく使いきるトスカーナならではのハムです。色々な豚の部分を合わせて豚の頭の中で作るのが本来の方法だそうで、スタンドでもそのような展示。日本人の感覚だとちょっと「ぎょっ!」とする。まさに肉食民族ならではの発想ですね。

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でもその味たるや香料が良くきいて、やわらかく口の中で解けるような肉。
普通のスーパーなどで買うのとは比べ物にならない美味しさ。やはり商業べースでないこだわり職人ならではの味作りでしょう。

La Vetrina del Cittaslowというのは、最近はやりの言葉slow foodにちなんで、要するに時間をかけた手作りの職人芸のある食や工芸品のショーケースという意味です。
この食のスタンドの紹介の部分は今年初めての試みで、それだけに力が入っていてなかなか良かったです。お祭りもあまり惰性になると面白みがなくなってくるから。
遊びに来てくれたアレの弟レオナルドのカップルと楽しく過ごした日曜日夕方のひとときでした。



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by jamartetrusco | 2006-05-15 18:00 | Paese (土地柄)


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