トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2006年 05月 18日

ある日のモンテフィオラーレ

モンテフィオラーレをめぐる日常の風景。


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この時期、近くの畑ではcarciofi , アーティチョークの葉っぱが勢い良くつんつん、と成長し、そこに、まだまだ小さいカルチョーフィが顔を覗かせている。カルチョーフィがこういう風に生えるのもあまり見たことない方もおられるかと思い、写真に記録した。保護色なので見えずらい。



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これから目に鮮やかなポピーの花が畑一面を赤色に染めていく。ポピーが生えている野原にはどういうわけかたくさんの蛍が集まってくる。昼間は太陽に輝く目にまぶし赤と緑のポピー畑、夕刻は蛍の光でチカッチカッと点滅する、まるで星空がそのまま落ちて来たかのように。

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近所の深紅の薔薇も真っ盛り、そばを通ると芳香が漂ってくる。

そしてモンテフィオラーレの遊戯のある庭。子供達の間ではこの庭はgiardino, 広場はpiazza。giardinoにいってくるよ、とかpiazzaに行ってくるよ、という一言でどこにいるかわかる、小さい田舎町の利点。

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Giardinoには木製の滑り台とかブランコとシーソーしかないが、子供達の集合場所だ。静かな安全地帯として旅人もピクニックに使ったり、小さいながら意義のある場所になっている。 


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salice(柳の種)の木の下で、夏の夕暮れ時、ベンチに座って友人と語るにも心地よい。


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この庭の前には地元の相談役のようなシニョール・フォレーゼが少数の友人の手を少々借りた以外はすべて一人で建て直した家が佇む。以前はモンテフィオラーレの幼稚園だった建物で12年前は崩れかけた廃墟だった。こつこつと作業を積み重ねながら、数年後には今のような建物として生まれ変わった。

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根気と力と技の結果。自然の営み、土地の云われ、自分の耕す畑を知り尽くしているトスカーナのcontadino、知恵と狡猾さんを持ち合わせている。
この家の半分はアパートとして短期的に観光客に貸している。Casa Foreseという名で。



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春の暖かさの中、冬眠から目覚めたトカゲがするするとテラスを横切る。そっーと近づいたがやはり小走りに逃げていく。テラスの隅の住処に隠れてしまった。


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そしてアレの庭で見つけたsoffioneーたんぽぽーの完成された姿。あと一日もすればこのフワフワの種が風に舞って飛んで行くのだろう。soffiare,フーっと吹く、からsoffioneと呼ばれる。なんとも情緒あふれる呼び名ではないか。

春満杯のある日のモンテフィオラーレ。






追記:
明日19日から26日までコペンハーゲン、ロンドンと行って参ります。
年に4回の出張の第2回目。久々に大都会の空気と活力を浴びて「知」の保養をしてこようと思います。
また戻りましたら、仕事で得られた面白いことなど含めてupしたいと思っています。
Buona giornata ai tutti miei carissimi amici e arrivederci a presto!!



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by jamartetrusco | 2006-05-18 21:46 | Natura (自然)


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