トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2014年 11月 10日

Artisti del Chianti ーキャンティのアーティスト

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Artisti del Chiantiという本が出た。出版記念は10月25日、ちょうどロンドン出張
に発つ当日で、あいにくオープニングにはでられなかったが、サン・フランチェスコ
教会美術館の中庭と内部に展示されたキャンティ地方にて活躍するアーティスト
を集結した本。アーティスト一人につき1ページから2ページの作品画像と紹介文の
ついた雑本であるが、それでも一応トスカーナ文化協会(Associazione Toscana Culutura)
が校正出版した本。

監修したのはグレーベ出のまだ若いカテリーナで、夏のある日自宅に電話があり、アレの紹介も
含めたいということでその後数回のミィーテングにて10月末の出版記念の日を
迎えた。

彼女の実家はこの教会のまさに目の前の家である。いつも通っていた道、杉の
木を3本表した煉瓦のシンボルマークが家の門についている。以前教会前に
3本の杉の木があってそれを記念してつけたそう。
アレの最近制作する杉の木の作品との不思議な縁も感じる。

ところでスペインからの旅人が家の前にある杉の木について面白い逸話を教えてくれた。
スペインでは家の前に杉の木が一本あれば「ワインをどうぞ」という意味、
2本あれば「ワインと食事をどうぞ」という意味、3本あれば「ワイン、食事、そして
どうぞお泊りください」という意味があるそうだ。
杉の木が墓地に植えられていること多いイタリアとは大分違う。
ともあれイタリアの糸杉の木はどこか人間の生き様と切っても切れない歴史がある。

さて教会内の展示、絵画の作品は展示空間もあまりないので彫刻で参加した。
せっかくなので オリーブ、アーモンド、糸杉、マロニエ
この地を代表する4種の木からなる彫刻作品を出展した。

題して、'Abraccio di Natura'、「自然の抱擁」。

木の作品なので完全に屋外に置くわけにいかないので中庭の屋根下に置いた。
太陽が当たらないので明るさに欠けるが、まあ仕方がない。
こういうグループ展はそれぞれの作家の魂が全く感じられず、いまいち面白くないのが
通常である。

ひとつのまとまった展覧会の中で作品を時代を通して展観することによって
今まであまり興味のなかった作家を再評価する場合が多々ある。
であるからこのような一作家一点というのはまさに最悪な展覧会と言えるが、
キャンティの作家展望という名目があるのでそれはそれとするしかないだろう。

今回つくづく思ったのは疑問をもたずに突進できる若さの肯定的エネルギーである。
知り合ったカテリーナはまだ20代だろうか。本当に情熱があって仕事への真剣さも
あり、対していて気持ちがよい。
カテリーナの今後に期待したい。


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by jamartetrusco | 2014-11-10 04:42 | Arte di Ale(アレのアート)


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