2006年 05月 29日
コペンハーゲンにあるデンマーク工芸美術館。厳密に言えばIndustrial Art Museumということであるので、産業デザイン/工芸という範疇の収蔵品である。故に展示してあるものも主として近現代の家具や食器デザイン、産業デザインが目立つ。 特別展も常時企画されており、今回はデンマークの家具、食器デザイナーとして現在も活躍中のErik Magnussen エリック・マグヌッセンの展覧会を観ることができた。 いかにも北欧的な原色に統一した簡素かつすっきりとしたデザインのピッチャーや収納も効率的なスタッキングチェアーなど、どこかで必ずお目にかかったことのある食器や家具のデザインの数々。 デンマークはスウェーデンとならんで王国として力を誇ってきた歴史が長く、また両国ともデザインの分野では有数の国である。余談であるが、携帯電話のメーカーで有名なNokiaもデンマーク産だ。 この美術館では一般的にはその名は知られていないが、産業デザイナー、工芸家としてデンマークでは名高いThorvald Bindesbøll (1846〜1908)の焼き物やデザイン画など楽しむことができる。彼の生きた19世紀後半という時代を考えると彼の卓越した現代性を伺い知ることができる。ジャポニズム、アールヌーボーの審美性があるにせよ、抽象にちかいデザインの焼き物などかなり面白い。また彼はデンマークのビールの銘柄カールスバーグのラベルのデザインでも知られる。このラベルを見て、ああこれか、と知っておられる方も多いかと思う。 このデザイン、実は1904年制なのだ。 そして様々なデザインが展示されている休憩室でおもいがけなく日本のまんがデザインコーナーがあったので、ワンショット。娘の好きなどらえもんやキティちゃん、こんなところで出くわすとは。 美術館は日曜日は12時からしか開館していないこともあって、近くをブラブラ散歩した。 公園がすぐそばにあり、そこでデンマークのあひる一家と遭遇。こころなしか、あひるまで デンマーク的清潔感があるみたい。 ☆以下のランキングに参加中です。クリック2回 ご協力ありがとうございます。 人気blogランキングへ にほんブログ村 美術ブログ
by jamartetrusco
| 2006-05-29 23:00
| Arte (芸術)
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