2015年 03月 08日
Idolo という言葉は日本語に訳せば「偶像」なのであるがどうも意味が偶像崇拝の ように否定的な暗喩があるようで雰囲気が違う。 また英語でIdol-アイドルーと呼べばその使用があまりにも限定されていて、本意から遠のいてしまう。 イタリア語で言うIdolo-イドロはどこか太古の香りのするひとがたの像。 神でもあるような人でもあるような、そして神聖さの中に土臭さのあるようなユーモラスな 像である気がする。 だからアレの彫刻はあえてIdoloとのみ呼びたい。 先日セルジョから貰い受けてきたオリーブ木片はどんどんとIdoloに変身しつつある。 次々とひとがたのような動きのある形体へとなり、それが増えれば増えるほど力を 増していくような気がする。 3月19日のサン・ジュゼッペの聖日に合わせて行われるこの集落の祭りにまたオープン・ スタジオを開幕させようと計画中。 杉の木の彫刻と合わせてこのオリーブのIdolo達も顔見せできるだろう。 冬眠の穴蔵からのっそり起き出したかのように。
by jamartetrusco
| 2015-03-08 17:34
| Arte di Ale(アレのアート)
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