トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2006年 06月 16日

トスカーナの海へーVia Volterranaを通って

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昨日は日帰りにてトスカーナの海岸へと行ってきました。イタリアにいる夏は通常7月、海のそばの普通の街(海辺の豪華な休暇の家というのでなく)のアパートを借ります。
イタリアでは夏イコール海というぐらい海の文化が根を下ろしていて、貧しきも金持ちも海に行かずして夏は終わらないというぐらい海に行くことに情熱をかけるのです。もちろん山派も存在しますが、山派も海には行くのではと思います。
私たちもその例外にもれず、夏は海の風に当たり、海水浴をし、トスカーナの海岸線の古い街を散策するのが大好き。娘が生まれてからはますます毎年のように海辺のアパートを借りて少なくとも1ヶ月は海の空気を楽しみ、体に海のエネルギーを吸収するようにしています。

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私たちの海の家の探し方はこんな風です。好きな街のalimentare(食材品店)に顔を出し、この辺で夏だけ家を貸している方とはご存知ですか?とまず聞いてみる。alimentareとはハム、サラミの類からお惣菜、それに必需品のパンなど、他にも基本的な日常食品は大体揃っているお店でどんな小さな街にも一軒はあるだろうというコミュニティーには必須の店。というわけで店のご主人とかそこで働く方々はコミュニティーの様々なうわさ話や情報など色々知っているわけです。貸家情報など知るにはもってこい。そして地元の普通の安いアパートなどを借りたい場合はこういった口コミ情報が一番。普通の不動産屋などを当たったら、私たちの予算に合うような海近くの家などあるわけないでしょうと、一笑にふされてしまうところ。
こうして見つけた家は、海岸線の街、Donoraticoにあります。すでに過去2回は夏をここで過ごしました。街にあるため買い物も便利で、そして車さえあれば海に行くのも容易です。
昨日は娘念願の今年初めての海へ行くのと、今年はいつものアパートがふさがっているので大家さんの従姉妹のアパートを貸してくれるというので、その家を前もって見に行かなければならなかったのです。

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海に行くのに色々な道筋がありますが、私たちは必ずVia Volterranaを通って行きます. エトルリア時代のトスカーナの「目」とも言える古代エトルリアの大都市、Volterra。標高600mほどの高台にある壮観な街。Volterraにつながる道ということで呼ばれるVia Volterranaは丘を越え、谷を越えという曲がりくねった山道のような国道ですが、見渡す素晴らしい景色を考えたらなんのその。日差しかんかんでトラックに満ちた高速道路などもってのほかで、比べ物になりません。

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Volterraの周りの風景はわが町近くのキャンティ地方とは全く違って、grano(麦)畑に満ちて森林の少ない、どこか広々とした、そして色彩のコントラストのはっきりしたそれは美しい野山の風景。ちょうど麦の穂も金色に輝き、目にまぶしい。


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収穫された後の干し草の丸いかたまりもなだらかな丘のアクセントとなりそれだけで絵になるよう。

我が家から大体2時間少し車で行けばもう海岸線に到着。大家さんの家を見て、alimentareにてお昼のハムやパンを買って向かう海ーGolfo di Baratti。

バラッティ湾。エトルリア文明にまつわるこの地域については明日に続きます。


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by jamartetrusco | 2006-06-16 19:38 | Paese (土地柄)


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