2006年 07月 11日

体が逆回転すること

f0097102_5573883.jpg


夏まっさかりで、心も体も太陽と海に包まれての毎日。頭はだんだんと反対方向にrewindしているようで(ねじ回しの逆回転のように)、思考体系が日常のモノトーンから非日常的なモノトーンへと移行しているのがわかる。今まで毎日しなければならないこと、あれやこれや迷路のように頭の中を回転していた思考が、毎日の目的、すなわち海に行く、ということに取って代わり、いいも悪いも頭がmono(単一)な感性へと集中してくる。すなわち動物的本能—寝る、食べる、飲む、涼しむ、海につかる、太陽を楽しむーそしてこれらを総合して五感で「感じる」ということに限られてくる。朝起きて、太陽の恩恵をまず受け、そして素晴らしい自然を体感するために、海へ向かい海水の洗礼を受け、そして砂を体中で感じる。そして海からそよぐ風を全身に受ける。そして食べる。食べる料理の種類は関係なくなる。お腹も思ったほどすかない。とにかく単純な、そして自然な素材を欲するのがわかる。簡単なトマトパスタ、トマトとモッツァレラのサラダ、生ハム、美味しいパン、素麺(持参)、そしてたくさんの季節の野菜とフルーツ。ときどき魚料理、それもからす貝などをささっと蒸したような安価な魚介料理が旨い。手をかけた高級料理など必要がない。そして農家から買ってきた自然な、良く冷えたロゼワインを飲む。これが毎日の生活である。

f0097102_55615.jpg


おのずと頭はよい意味で動物的になってくる。だからときどき感情の動物的表出もある。今まで体の内部に隠れていた毒物がどーっと表面化する感覚である。怒り、悲しみ、歓喜。これはいつも海に来て数日すると起こることで、やはり体の本能的反応なのだと思う。海での休暇、毎日海ばかり行って飽きないのか、ということもあるのだが、どこか体が必要とする原始への回帰かもしれない。

f0097102_5591371.jpg





下のランキングに参加中です。
2回クリックお手数でなければお願い致します。
人気blogランキングへ
にほんブログ村 美術ブログ
[PR]

by jamartetrusco | 2006-07-11 06:03 | Vita (人生)


<< London Zoo      イタリアーワールドカップフィナ... >>