2006年 07月 15日

日暮れ時のSuvereto

日暮れ時の散歩。空気がまだ暑さを残しているが、日差しがすでに優しい色合いになってきている。海でのひとときの後、潮っぽいまま訪れる中世の街への散策。未だ街はひっそりしている。海では日が暮れる頃から人々がじょじょに外に現れる。それまでは太陽だけがその唯一の「主」である。小さな丘の街には必ず古い教会と広場がある。
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この街の教会、Pieve di San Giustoは典型的ロマネスク様式。リボルノ県のロマネスク建築物としては一番重要なものらしい。
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正面入り口の上のライオンと顔の装飾が印象的だ。ロマネスク様式独特の人間サイズの威圧的でない建築。石の肌合いがそのまま生かされている。素朴な信仰心が礎で、まだ権力や支配力の顕示がない。私が一番好きな建築様式だ。ぷらぷらと広場へと向かう。まだ太陽の熱気がしみ込んだ石造りの建物を抜けて上っていくところにある広場。大きな椰子の木が目印である。この広場、前回訪れたときにもかわいい猫達がいた。今回は?暑さに弱い猫たち、ベンチの下にて気持ち良さそうに昼寝の真最中。

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娘が撫でてもまったく動く気配なし。そしてふたりの親方が昔の水車を修復していた。川のせせらぎのところに置いて水車として使われていたという。時が止まったような静かな空間。光と空気が暑さの頂点からすーっと夕闇に向けて姿をかえていく前の一番美しいひとときである。

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by jamartetrusco | 2006-07-15 17:37 | Viaggio(旅)


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