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2006年 09月 13日

海外にての日本陶芸の展覧会

ここのところ立て続けに日本陶芸の展覧会がロンドン、ニューヨークで開催中または予定である。そこで少し紹介したい。

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ひとつはロンドンで指折りの陶芸ギャラリー、ギャラリー・ベッソンにて開催中のJapanese Crafts展。9月6日から28日まで。これは陶芸だけでなく染色やファイバーの作家も含まれている。このギャラリーの主人であるアニタ・ベッソン女史はもとはフィッシャー・ファイン・アートという画廊に働き、そこで初めてイギリスの現代陶芸の草分け、ルーシー・リーやハンス・コパーの作品を紹介した方である。英国現代陶芸の市場を作りそして開拓したその貢献は多大なものである。そしてすばらしい目の持ち主。ルーシー・リーとは友情関係にあったこともあるが、ルーシーの逸品を多く持っている。以前より島岡達三、鯉江良二の作品展を定期的に行っていたが、今回は工芸作家を10人集めてのグループ展である。
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ニューヨークにて展覧会ふたつ。ひとつは日本陶芸の専門ディーラーのジョーン・マービスが以前はアールデコなどデザインの専門アートディーラーであり、今では家具、デザインを含め美術一般幅広く扱っているバリー・フリードマンのギャラリーにて日本現代陶芸展を企画。“Transcending TraditionーJapanese Contemporary Ceramic Art" 9月26日〜10月7日まで。
彼女は近代、現代陶芸を多く扱っており、やはりニューヨークにある実力ある陶芸ギャラリー、ガース・クラークがより現代性の強い陶芸を紹介するのに対して、彼女は伝統工芸志向である。
そしてもうひとつ。これは個展。Zetterquist Galleriesで開催予定の京都の作家、滝口和男の新作展。9月17日から29日まで。読みにくい名前のギャラリーであるが彼は随分昔、おそらくもう15年ぐらい前に私の友人の知り合いとして紹介された。自身のアパートにて日本の焼き物を扱う仕事をしていた。今では公開画廊を経営しているのだろう。頑張っているので嬉しい。滝口さんは有機的な形体のオブジェを作る一方、味わいあるかれならではの美学のこもった生活食器も作っている。そしてカタログなどのグラフィックはほとんど自身で手がけておられる。すばらしい頭と心の作家である。是非ニューヨーク展成功お祈りしている。

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by jamartetrusco | 2006-09-13 02:21 | Arte (芸術)


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