トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2006年 10月 13日

prima e dopo ー 初めとその後

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今年の初めに大家さんの庭で延びすぎて壁を崩しそうなのでいくつかの杉の木を伐採した話を以前書いたかと思う。その杉の木、あまりにも新鮮だと彫りにくいので少し乾かししていたのだが、最近になってアレが彫り始めた。なにしろ大きな杉の幹なので最初の形はのこぎりで。それを少し彫っていく内にこんな鍵型となった。いろりの上にかかっている自在かぎとは言わないが、なんとなく懐かしい古道具を思わせる形。
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そしてだんだんと人の顔と変貌していく。使用しているのは私の祖母から受け継いだ木彫用ののみや日本で買ってきたものがほとんど。のみ刀の類はやはり日本である。
亡くなった祖母も自分の遺産が遥かイタリアにて活躍していることを知って喜んでいるに違いない。100円ショップの安物も最近では大分質が上がってきて案外行けるそうだ。イタリアにて購入する中国製のみはだめ、とのことである。同じ中国製でも品質管理の違い。使っている本人が言うのだから間違いなさそうであえる。

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彫り始めの顔はどこかプリミティブで愛嬌がある。そのままでも面白い。

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だんだんとディテールが彫られていく。そうすると今までの顔がだんだんと女性の顔となっていく。髪もルネッサンス時代のアントニオ・ポライオーロの女性の横顔にあるそれのようである。
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この辺りに到達するとこれからが難しい。もっと詳細を加えていくとうまく行けばよいが、かえって面白みがなくなってくることもある。キッチュになってしまわないように。
さてアレはこれからどうすることやら。

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by jamartetrusco | 2006-10-13 16:37 | Arte di Ale(アレのアート)


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