2007年 04月 17日

土の素材感= 存在感

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私が一定の期間不在なとき必ずと言って良いほどアレの絵画表現が展開を見せてくれる。
毎日朝から晩までお互いが空気のように並存する、共存する存在同士であるので
ふっといなくなるとき何かの刺激が生まれるのだろうか。
それとも冬の暗い帳から春のほのかなセンシュアリティー満ちる透明感ある
大気の浮上のせいで、今までの肉体的、物理的作業である彫刻制作から、頭と心
の操作が多分に関わる2次元表現へと自然に想像力が移行していくのか。

砂や土をそのまま素材として色彩にする。
ここ数年試行錯誤している手法である。
土と言えども様々なパレットがある。テッラ・ディ・シエナ(シエナの土)と言えば黄褐色の絵の具の顔料を表すが、そもそもシエナ付近に見いだされる土色から来ているのであろう。
まさにそんな色調のカンバスである。
これはおそらく単にまだ「地」色であり、これからなにか足されるのかもしれない。
或はこの純粋な「土」色で止まるのかもしれない。
いずれにせよこの素材感が好きだ。マチエールのみの魅力である。

素材感が存在感にかわるとき表現が生まれるのだろう。


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by jamartetrusco | 2007-04-17 01:01 | Arte di Ale(アレのアート)


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