トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

jamarte.exblog.jp
ブログトップ
2007年 05月 05日

集中力

ここのところのアレの制作ペースの早さは驚異的である。
毎日スタジオにこもりっきりで絵の制作に打ち込んでいる。
大きな作業台の上にキャンバス地やその他の画地を置いて
制作する彼独特の方法である。
いわゆる画家のシンポルのような絵の具パレットとイーゼル
そして筆を使っての姿はない。

絵の具を載せるのに使うのは通常、パレットナイフか
自家製のへらのようなもの。メタルであったり木製ヘラであったり。
だから絵の具を塗り込んでいくようなねっとりした
柔軟性のあるテキスチャーが生まれる。
そして使う色は5原色のみ。そこからありとあらゆる
色彩を生み出していくわけである。

f0097102_16231039.jpg


そして彼の秘密道具。
さまざまなサイズの櫛。
普通の男性用の櫛だが古くなった
ものを折って使っている。
画家の制作道具なんて
いうのは案外日常の片隅
から来ているのである。


アレが絵の制作に乗ってきているときは必ずわかる。
夜おそくまで、または朝早く起きて制作しているときだ。
人気のない時間帯に集中力が増すのだろう。

みるみる内に何枚もの絵ができあがっていて、たまに
スタジオを覗くと、やっぱり随分できている、と納得するのだ。

夏の2カ所にわたる京都展に十分な数にはもうあと一息である。

f0097102_15475163.jpg

[PR]

by jamartetrusco | 2007-05-05 15:48 | Arte di Ale(アレのアート)


<< 新しい住処      蘇ったフィリッポ・リッピのフレスコ画 >>