トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2007年 08月 01日

EEA21展覧会—展示の醍醐味

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第7回エコロジー・アース・アート21展。
今回は展示にも楽しく参加した。通常自分たち本位の展覧会ばかりなので今回のように企画して頂く展覧会はまた違った楽しみがある。
搬入・展示の23日には1:00から開始して美術館の指定時間の5:30には無事終了することができ、責任達成の感があった。友人の作家3人の作品展示も直々頼まれていたこともあり、彼らの作品がよりよく見えるように、との思いが第一にあったのである。

ただ残念なことに美術館の展示室はぶつぶつ穴の開いた昔ながらの催事展示に使うようなもので、お世辞にも美術館の展示にふさわしと言えないものであった。絵などをかける位置までこの穴で決まってくるのである。アンドレアの作品も白い作品は軽いのでなんとか壁の穴にひっかけて掛けられたが、もうひとつの作品は重みもあったのでそれもままならず、台上での展示となってしまった。アンドレアもこの展示で満足してくれたら良いが。

美術館自体が25年前に建てられたということもあって、その当時はまだ展示空間へのこだわりがなかったのだろう。最新に建てられた美術館の壁面はさすがにこのようなものはないだろうが。独立展示台の古さも驚異で、白いはずの台は汚れと傷みが目立ち、全展示を監督してくださったEEA21の横澤さん達も組み立てるにも苦労されていた。

このような問題点はあったものの、作品展示というのはなんとなく楽しい。
梱包された様々な作品達が箱から次々と姿を表す。フィレンツェ4人以外の8人の作家の作品も初めてみるものばかりなので興味深い。

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カルロの「ペーパー・ショー」「キャンバス・ショー」のインスタレーションもなんなく展示。「ペーパー・ショー」はパチン、パチンとホチキスで止めるだけで完成するもので、一枚の絵が忽然と生き物と化す。多すぎるかな、と心配していたのは取り越し苦労。「キャンバス・ショー」もどこか動きを感じさせる。
エレナの「立つ本」も3点ともすっと台に立った。彼女の作品は立った途端に
活き活きとしてくる。彼女の楚々としながらも力強い人柄が彷彿とされる。
アンドレアの白いポリエチエールの彫刻はこんなにシンプルなのに観る人を惹き付ける力があるのは不思議である。素材ではなくて「形」や「ボリューム」の力を感じた。

かれらにしっかり写真を撮ってきてね、と頼まれていたのに、後でみてみると案外下手な画像しか残っていない。それも展示の途中のものが多い。
初日はなんだか落ち着かなくてゆっくり写真を撮っていられなかったのが最大の理由。後で横澤さんから良い写真を頂けること、願うばかりである。

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さて展覧会のオープンの当日、梅雨が開けた24日は真っ青な青空の下美術館の建物もくっきりと際立ち、また周りの緑も眩しい。公園内に位置するので環境は抜群である。公園内にはいくつかの彫刻作品がその背景にしっくりと溶け込んでいる。市民と美術館、学校と美術館との良い関係が確立しているのを実感した。常設展示も少ないながら興味深く観た。
EEA21の横澤さんのますますのご活躍を祈って。

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by jamartetrusco | 2007-08-01 17:22 | Vita (人生)


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