トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2008年 01月 02日

新年を飾るオリーブ根の山

Buon Anno!
謹賀新年。

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この一週間ほど素晴らしい快晴の日々が続いている。
ずっと忘れていた近間の散歩をまた家族3人で始めた。
そして2つの発見をした。一つはポジティブ、一つはネガティブな発見である。
散歩道の脇に丁寧に積み上げた材木の山がまたできていて上がってみると
裏側にたくさんのオリーブ根の山。またどこかの畑から掘り起こされたもの
だろう。前にもこの山から少しオリープの根を分けてもらったことがある。

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持ち主にもすでに許可をもらっているから、とまたいくつか分けてもらう
ことにした。かなり大きいものもあり、これからの彫刻の素材に当分
困らないね、とアレも大満足。
しかしどこから掘り起こされてきたのだろう、、。

散歩道をもう少し行ってみる。
すると、いつからあるのか古木やオリーブや野花がぼーぼーに生えている
神秘的な荒れ野原があったところにて轟音が聞こえてきた。
まさか、と思いきや、かの荒れ野原の姿形もなくまっさらになった土地を
ruspa(地ならし機)がならしている。
オリーブの根っ子の出生がわかった。
ずっと放置されていた土地、オリーブや葡萄や他の植物が混在しながら
ひっそりと存在していた畢竟がまたもやおきまりの個性の消えた
葡萄畑になりかわるのかと思うと実に残念であり憤りすら感じる。
ワイン産業ブームの弊害である。

しかしそのおかげで新たにオリーブの根っ子が手に入ったのだが。

このオリーブの根、アレが常なるように泥を除き、やや彫り込んでみて
まだ生きていたことがわかった。中がまだ湿っていて息吹が感じられる。

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枯れたオリーブの根は乾いていて黄白っぽいのだがこれはまだピンク味
を帯びている。ますます悲しいことである。

このオリーブの命を無駄にせずアレにより新たな生命を与えていくしかない。
この冬は当分また彫刻三昧になりそうである。

ビルバもまたたび効果のオリーブの根株に乗って大満足の様子である。
彫り屑を食べ、オリーブの彫り面をつるつるに舐めてビルバに
とってもほろ酔い加減の新年になりそうだ。


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by jamartetrusco | 2008-01-02 18:32 | Vita (人生)


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