トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2008年 02月 14日

三賢猿

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見ざる、聞かざる、言わざる。
「ざる」を文字って猿であるのは言うまでもない。

先日のダーウィンの猿につづいてこの3猿。
猿の偉大。知恵猿。
常に耳にしながらひょんなことからその起源を調べた。
天台宗の教えが源にあると言うが、やはりもとは中国発祥だろうか。
不見、不聞、不言。

しかし英語にも同じ表現がある。
See no evil, hear no evil, speak no evil.
悪を見ず、聞かず、話すべからず。
そしてthree wise monkeysとして知られる。
悪魔のことを話せば悪魔が現れるというSpeak of the Devil(日本語訳では噂をすれば影とやら、か)に近い意味合いの表現。要するに悪いことは見聞き話しするな、というような道徳的な格言であろう。

「ざる」が「猿」となりそして英訳されmonkeysになったのか。
それとも他の国にも知恵猿の伝統がもともとあったのか。その辺も不思議である。


思うにその神髄は「知恵があってないがごとしが知恵あり」ということであり、
「知っていて知らんぷりする方が賢い」などという小賢しい意味合いに取りたくない
格言である。
人間の思考の根本が同一である、ことを知る賢い猿である。
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by jamartetrusco | 2008-02-14 23:37 | Paese (土地柄)


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