2008年 06月 22日

孤島

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Isola di Capraiaに1週間行って来た。
真の夏休みである。
私たちの生活は毎日が休みでありながら毎日が仕事であるという全くけじめのない生活であるので今回ははっきりと「夏休暇」と呼べるものであった。
出発前に私もアレもすべき仕事をすべて片付けて、久々にインターネットの接続の必要なしに、そして携帯の連絡の心配もなしに1週間何も考えずに島へと発った。
なんという開放感。誰も追っかけてくる心配がなく。そして陸地とは船にて2時間半の隔たりのあるリボルノ県の島、カプライヤ島。
以前は監獄があって、普通の観光客が行くような土地ではなかったselvaggiaーワイルドーな島。
存在を感じるのは多数のかもめと毒くらげ。
そして低木の森と岩。島の植物と鳥と野生山羊と、それ以外の存在が必要としない島。
辿り着くことが不可能な岩場の深海。

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「人」が自然に生活を合わせる必要のある島。
一瞬その事実に戸惑いを感じながら、それが本当の自然の姿であることに気がつきなんと心地よく、畏敬を感じて、人間が自然の一つの要因として生きる、というほどよい酔い心地。

島人はいない。島で生まれて育ったという真のisolanoはいない。
島に移住した移民で成り立つ島。
故に住むことを決めた人はすべて島人である。根っ子のないことの良さがある。

風。風がこんなに主張する大地は島以外にないだろう。
毎日が風との対話である。風の向きによってこちらの行動も決まってくるのである。
これだけ強い風は台風以外知らなかった。轟音の風。すべてを破壊するかのような強い
音。

なんと強い島であったか。美しいとか楽しかったとか、夏休みとか、そういう言葉で
形容することはできない。そういう場所を久々に知った。

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by jamartetrusco | 2008-06-22 04:47 | Natura (自然)


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