2008年 09月 01日

語る

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帰宅した。
2ヶ月ぶりにアレと話し積もる話しで一杯だ。
この夏の展覧会の様子を写した膨大な量のイメージで見た。
そしてそのほとばしる語りに耳を傾けた。
たまっていた言葉がまるで堰を切るかのように流れ出てくる。
展覧会の準備の苦労と喜びと、心に響く景色、自然、体験。
さまざまな逸話が次々と語られて行く。

彼にとっての一番の収穫は何と言ってもエトルリアの大地を
体で感じることができたことだろう。
キャンティ地方の葡萄とオリーブ畑に満ちた人間の手のわずかに入った
自然とは違ってヴォルテッラ周辺の自然はもっとワイルドである。
麦畑の色彩が季節ごとに変わっていく緑と黄土色とと粘土色の勝った
大地。広々と前景に果てしなくひろがる大地は海まで続く。
圧倒されるような景色である。強い風に洗われる自然。

エトルスキの足跡を感じるような小高い山の頂上まで登って
見渡す景色。ぼうぼうの草木に被われた石壁の遺跡。
チェチナの海岸に向かって流れるチェチナ川の透き通った水に
なんど真夏の暑さを忘れることができただろう。

一晩の語りに彼のこの1ヶ月強の体験が凝縮された。
作家の心の可能性がこの広大な自然とだぶって、ますます広がりを
持って見える。
エトルリアの影のように立つ姿に深い想いが託されているようだ。


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by jamartetrusco | 2008-09-01 21:13 | Vita (人生)


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