2008年 12月 07日

年の瀬に向けて

12月8日はImmacolata concezione (聖母受胎)の日でイタリアでは祝日である。
そして一般的にAlbero di Natale (クリスマス・ツリー)を飾る日でもある。
我が家はカトリック信者ではないのでいつも飾る日はまちまちであるが、今年は
三連休の最初の日でもある今日、土曜日に飾ることに決めた。
イタリアに長く住んでいるせいかこのキリスト誕生の祝いはどうもクリスマスと
呼ぶと雰囲気が違う。Nataleという方が情感溢れている。クリスマス・ツリーというと
なんだかコマ−シャルな感じで味気がない。Albero di Nataleという言葉が好きだ。
12月8日を堺に一気に年の瀬が迫ってくる感じは毎年同じである。

今年はいったいどんな年だったろう。
日本から夏に帰って9月以来、さまざまな思い、迷いが渦巻いている。
金融危機が世界中を吹き荒れ、オバマ大統領当選という唯一希望の光を与えてくれる
新たな時代の幕開けがあり、そして私が深く関わる美術界の先行きがおぼつかないこの3ヶ月間。
人間はこれからますます根源的な生き方をする方向へ向かうしかない。
宇宙の真実を自身の中に確認していかなければ人間の生きる道はないと思う。
小宇宙を体現すること。 
1929年にアメリカに端を発した世界大恐慌をこの危機と比べる専門家が多いようだが、根本的に別ものであると思う。当時はまだ資本主義の神話は崩れていなかったのだから。これからまだどうなるかわからないこの経済危機は基本的に資本主義システム
の限界、崩壊であろう。
共産主義の崩壊の後、当然来るべき人類の歴史の一幕であろう。
故に新たな解決策とは何か。それを見いださなければこれからの人類はどうなるのだろう。この50、60年に人類がこの地球に与えた被害はそれ以前の数千年のそれよりも
大きいのである。
そんなことを考えながら我が家のこれからの生き方を熟考する年の瀬になりそうだ。

今年は珍しく、というより初めて家族3人で冬休みに日本帰国以外の旅に出る。
スペインのバレンシア地方をまわってくる予定である。どんな発見があることか。

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by jamartetrusco | 2008-12-07 02:14 | Vita (人生)


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