カテゴリ:Natura (自然)( 67 )


2015年 07月 08日

お化けズッキーニ

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トビアの野菜畑からどんどんと収穫されるズッキーニ。
ただ問題は普通なら10倍ぐらい小さいうちが食べごろのズッキーニを
長く放置しすぎてお化けサイズになってから収穫することだ。
畑仕事の長い地元のフォレーゼ氏はズッキーニはあまり大きくなると風味が
甘みから苦みに変わるから毎日こまめに収穫しなければだめ、という。
せっかく新鮮なのだからやはり食べごろが良い。
とは言え他人の畑なので勝手にとってきてしまうのも悪い気がする。
そこでトビアが持ってきてくれるまで待つと、このような巨大ズッキーニ
と化している。
ところが食してみると、スープにしたり、茹でっぱなしでオリーブオイルと
塩だけで食べたりしても案外苦みはないのがわかった。
一本だけで充分3人前ある。
この夏の経験でズッキーニ含めるウリ科の成長がいかにダイナミックか
がわかった。
実りそのものもそうだが植物自体の蔓の延び方もすごい。
たちまちの内に下の庭が植物園のようにグリーンになった。

暑い日差しにはやはり緑が良い。

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by jamartetrusco | 2015-07-08 17:12 | Natura (自然)
2015年 06月 28日

縄張り

隣人に子猫が二匹やってきた。ジュリアのお爺さんから譲り受けてきた子猫。
赤い虎猫のジェッポと真っ黒なアデリーナ。まだ1ヶ月ぐらいだろうか。
ジェッポは雄猫でやや大きい。女の子のアデリーナはやや未熟で生まれたのか
細々としていてまるでコウモリみたに真っ黒。瞳も黒くて暗闇では見えないくらいである。

赤猫は以前我が家に出入りしていたビルバもそうであったがどこか冴えていると思う。
好奇心も旺盛で常に意思疎通にも長けている気がする。
単なる思い込みかもしれないが。
しかし実際のところ様々な映画に登場する猫は必ずと言って良いほど赤猫である。
思い出すのは難しいが最近ではインサイド・ルーウィン・デイヴィスに登場したのも赤猫。
統計的に言ってテレビ、映画のドラマに猫が出てくる場面は必ずと言って赤猫である。
つい最近ニュースで話題になったオーストラリアの買い主のチップを
入れていて遙彼方のアイルランドにて発見された高齢25歳の猫も赤猫であった。
買い主は見つかるのだろうか。。

さて我が家の問題はこの子猫2匹を我が猫ミヌーが受け入れていないことである。
少しずつ近寄っているようではあるが、ミヌーはこの子猫が近づくと威嚇する。
ミヌーがちょうどジェッポぐらいの年齢で我が家に来た時は出入り猫のビルバ
が母親代わりをしてくれたのを思うと、ミヌーは母性本能がないのか。
了見の狭さにがっかりする。
一概に猫と言ってもそれぞれ性格が違うから仕方がないが。。
縄張り意識のせいか。
そのうちに仲良くなってくれることを願うばかりである。

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by jamartetrusco | 2015-06-28 05:39 | Natura (自然)
2015年 06月 17日

雨、太陽、虹

このところ毎日午後になるとにわかに曇り、雷、そして雨。
安定した夏日和ではない。
嵐のような風、雨の後、こつ然とあらわれた虹、ここまで完成した
虹も初めてみた。

虹の下には宝と言うけれど。

毎日忙しい。

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by jamartetrusco | 2015-06-17 04:07 | Natura (自然)
2015年 05月 27日

亀のジージョ

下のアパートの住人のトビアとジュリア。庭の畑はだんだんと青さを増し、次第に
本格的なOrto,野菜畑の様相となっている。

ところで、トビアがウィーンに住んでいた時から飼っているという亀のジージョ。
水生の亀なので、ここに移って当初は浅い石の水槽に水をはって入れていたが、
水が浅くてあまりにも日当りが良すぎる場所だったこと、また一度出てしまうと
戻れない構造であったためか逃げ出して、早やくも行方不明となる。
随分と庭を探した末、やせ細った姿で発見、その後も水に戻す度にまた消えて、
数回繰り返した末今度は四角い金魚を入れるような水槽を庭の一角に埋め込んで
水をはった。その周りに煉瓦や木の片を置いて出入りができるようにした。

そのおかげでジージョはやっと落ち着ける住処を見つけたと見える。
ちょうどズッキーニの大きな葉の影に隠れ、午後には太陽がさんさんと当たり、
甲羅干しもできる最高の場所である。
物音がするととぽん、とすぐに水へと逃げ帰ることができるのも最適である。

そーと近づいて午後の日光浴をするその姿を撮影。
首を一生懸命延ばしてリラックスしているジージョの盗み撮り。可愛い。

我が家にはすでに猫が家族の一員であるが、この新たに仲間入りした生き物の
住民と共存する楽しさを感じる。

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by jamartetrusco | 2015-05-27 00:13 | Natura (自然)
2015年 01月 03日

2 Gennaio 2015

1月2日の17:15頃。
家の扉を開けて見た夕焼け。
今までこの地に生きて初めてと言える美しい夕焼け空。
76年生きてこのかた初めて、と地元のフォレーゼ氏が
感慨無量に語ってくれた。

2015年は何か良い年になりそうである。

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by jamartetrusco | 2015-01-03 01:33 | Natura (自然)
2014年 10月 20日

9月、10月、暖かい

トスカーナに移住して早くも20年を迎えたが、それにしてもこれほど暖かい9月、10月は
初めて。おかげでアレのOpen Air(屋外)工房も順調。糸杉の木彫や小さな風景画を
制作しながら毎日が過ぎていく。
この集落を訪れる人々との交流も欠かせない。
そしてわかったことだが、無名でもなんでも好きだからほしい、と思ってくれるのは
新大陸の人々ーつまりアメリカ、オーストラリアからの旅人。いわゆる観光客ではなく
数週間のレベルでゆったりと滞在しながら散策している中高年。
旧大陸の人たちは興味はもつもののそこでおしまい。
今年の数ヶ月の体験のおかげで今まで「フーン、アメリカ人、あまり好きでない」と
思っていた自分が恥ずかしい。彼らの心の広さ、見栄のない興味津々の心持ち、
無邪気に感激できるおおらかな気概。すべてがとても新鮮でやはり何か新しいものが
うまれやすいお国柄をつくづくと確認するとともに感動した。
人間は知らずに決め込んではいけない、固定観念はだめ、ということへの教訓を得た。

今年のこのあたりのオリーブオイルの出来高は20%だそう。冬に氷点下の寒さがなかった
ためオリーブの実につく害虫が死ななかったので実がすべて痛んでいてオイルを取ることは
できない、と農家のセルジョから聞いた。
なんと残念、でも少しでも絞り立てのオイルを手に入れたい。あの美味しさは格別だから。

生暖かい朝晩と汗ばむほどの日中。昨日の日曜日はあまりにも暑くて袖無しの出で立ちで過ごした。
異常気象は世界的なのだろうけれど。

今朝はうってかわってnebbia (霧)が充満、朝もやの露のしずくが蜘蛛の巣にかかって
まるでガラス細工のような美しさ。おもわず記録した。
お昼頃には太陽が顔を出すだろう。

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by jamartetrusco | 2014-10-20 16:55 | Natura (自然)
2014年 04月 06日

毎年ながら

毎年この時期になると必ず画像に記録している庭の藤棚。
春の訪れを感じさせるのはこの地では桜の花より藤の花と思う。
今年はいつになく3月初旬から半ばにかけて暖かく、植物がびっくりして
莟を膨らませた。
藤棚の莟もしかり。
サン・ジュゼッペ(キリストの父とされる)にちなんで父の日とされる
3月19日の祝いには揚げ菓子であるフィリッテーレがつきものである
が、我が集落も毎年このフリッテーレ祭りが開催されるがこの時期は決まって
寒かったり、雨、または時には雪がちらつくことまであり、今年のように
好天気に恵まれたのも珍しい。
19日の前の週末に決めたのが功を制したようである。その後の週末
だったら祝いは延ばせどころか、春の嵐ごとくひょうあられ、大風の土日、
祭りどころではなかったから。
春分の日を挟むこの週は冬の寒気に逆戻り、早咲きの藤の花もいったん
硬直。
この週からまた春が戻ってきたので昨日はまさに満開に近づいた。

紫の微妙なグラデーションが実に見事で、またほんのり漂う香りは
格別である。

毎年毎年、こりもせず、小さくても大きい感動を得られる庭の藤棚である。
そしてツバメがアフリカから到来したのもこの数日のことである。
Domenica Pasqua、イースターの日曜日が今年はかなり遅い4月20日。
このまま一気に春となりますように。

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by jamartetrusco | 2014-04-06 18:02 | Natura (自然)
2013年 04月 18日

アスパラガスと藤

冬はさほど寒くなかったとはいえ3月に入ってからの天気が最悪、毎日雨、肌寒い日々が
続き、春の息吹が一ヶ月近く遅れた。
4月に入ってからもすっきりしない天気が続いていたが、ついに先週の土曜日から
すかっとした快晴が訪れ今までの天気が嘘のように感じられる。
遅れていた藤棚の莟もやっと花咲いた。
去年の藤棚は3月末には満開だったことを思うとかなり遅れての春の訪れである。
ツバメもイースターが終わって4月3日にアフリカからやってきた。
自然とはいかに素晴らしいか。
3月半ば過ぎる頃には現れるツバメが今年はおそかったのはやはり3月中の嵐のような
気候がわかっていたからだろう。

毎年恒例の野生アスパラガスを採集した。
アスパラガスのパスタ。濃厚な野生アスパラガスの前には市販のアスパラガスなど
薄れてしまう。

明日からロンドン、天気はいかに?

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by jamartetrusco | 2013-04-18 23:22 | Natura (自然)
2012年 09月 28日

海と空の交わるところ

イギリス南西端、セントアイブスに2〜3日滞在してきた。もう20年近く前に一度だけ訪れた海の街。
当時はまだバーナード・リーチの最後の奥様が健在で日本から訪英され、師匠を辿るイギリス陶芸探求の旅
に来られていた陶芸家の方と一緒であった。
ロンドンから7時間かけてやっと辿り着いたセントアイブスも冬の薄暗がりの中にあまり印象がなく、リーチの
工房を訪ねただけで帰ってきた記憶しかない。

今回の訪問はイギリスでは「インディアン・サマー」の誉れ高い9月。7、8月よりも暖かいことの多い月
であるのでまた違った景色を見せてくれるだろうと期待していた。
暖かい、という日和とはほど遠かったものの、雨にも降られずお日様も時々顔をみせてくれた。
セントアイブスのリーチポタリー工房に短期滞在されている陶芸家のご夫妻を訪ねるのが目的のこの旅。
セントアイブス・テートも開館してすでに20年近い。

セントアイブスの景色の素晴らしさはやはり海の存在が大である。広々と開ける海岸線、黄色がかった白の
砂浜と対照的な真っ黒の岩の群れ。透き通った濃い青色の海はケルト海の大海原への地平線はるか彼方へと続く。
地中海の水の色に慣れた目には闇をたたえたかのこの海水はとてつもなく深い青。
一年中水温は上がることはないだろう、その冷たさを威厳として人間をよせつけない怖さと美しさがある。
人の作為に犯されていない強い海である。
潮の満ち引きによってあっという間に砂浜が広がり、またあっと言う間に岸まで海のさざ波が打ち寄せる。
海のなくてはならない相棒は空高く飛び交うカモメだけとも映る。

雨が今にも降りそうで降らないどんよりとした曇り空。
その雲までがこの海と空との大切な一線をわきまえて互いの空間を緊張感を持って保っているように
見えた。
イギリスがターナーを生んだ国であることの所以を感じさせる。

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by jamartetrusco | 2012-09-28 23:24 | Natura (自然)
2012年 07月 10日

Vallombrosaの森

標高1000メートル以上のヴァロンブローザの森。山間。
林立する杉の木の枝と枝がぶつかるせいか皆横ではなく
縦にのびる木の魂。
どれだけ育っていくのか、
木の魂がすべてであるこの森林。
人の存在など無縁である。
これ故に700年ほど前にこの人里離れたこの森林山間地帯に
僧院ができた。
汚職とデカダンスに満ちた教会の状況を憂いた一人の僧侶が
この地にひとつのコミュニティーを作った。
そこから始まったヴァロンブローザの僧院。
この森があるからこそ生まれた信仰の場所である。
森があり、信仰あり、と思った。

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by jamartetrusco | 2012-07-10 05:28 | Natura (自然)