カテゴリ:Arte di Ale(アレのアート)( 107 )


2016年 06月 29日

個展のご案内

明日よりホテル・ニューオータニ内、水戸忠交易ギャラリーにてアレッサンドロ・ヌティーニ作品展が開催されます。

是非お立ち寄りくださいませ。

東京都千代田区紀尾井町4−1
ホテル・ニューオータニ・ロビー階
水戸忠交易
Tel: 03 3239 0845

会期 6月30日ー7月10日
11:00−19:00

会期中毎日在廊



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by jamartetrusco | 2016-06-29 22:37 | Arte di Ale(アレのアート)
2015年 05月 13日

サン・フランシコへ旅発つ

この大きな杉の木と塔の油絵がついに永遠なる住処を見つけた。
サン・フランシスコから来た女性のお宅へ。

サン・フランシスコというと即スコット・マッケンジーの’If you're going to San Francisco...'
やザ・ママス&ザ・パパスの‘California Dreamin'などの60年代の大ヒット曲を思い出す。

60年代、平和と愛を奏でた素晴らしい肯定的な時代、フラワーパワーの
代表と言える音色である。その頃を思い出すと懐かしさで涙がでるほどだ。
現在のどこに行き着くでもない真っ暗闇、見えない敵と勝ち目のない戦いを強いられる
鬱の今このごろとは対照的な躁の時代。
古い価値概念を打ち壊していこうという新しい道へ向けての希望とエネルギー溢れる60年代。
もちろん反戦運動などを介しての若者パワーのほとばしる時代。

そんな自己意識の中で思い出深いサン・フランシスコについに空を飛んで行ってくれるアレの杉の絵。
それも素晴らしい心の持ち主とすぐにわかる方の元へ。

有り難いという言葉だけが心を満たす。
5月13日記念すべき日。

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by jamartetrusco | 2015-05-13 22:21 | Arte di Ale(アレのアート)
2015年 05月 13日

Caffe Letterario Gallery

今開催中の写真展、JAPAN。
展覧会は6月4日まで。
元々監獄だったLe Murateという場所は近年改装されてアパート兼文化施設や
レストラン、バーと成り代わった。
多少の助成金が得られての経営と思えるが近くにあるフィレンツェ大学の
建築家の学生達が多くたむろするところでもある。
初夏の素晴らしい日差しの中日曜日に展覧会の様子を見に行った。
人のにぎわいはかなりあるものの展覧会を観る人はどれだけいるだろう。
しかし展示作品に変わりなく、安心。

フィレンツェの大部分は観光客の巣であることを考えるとこの場所は案外
穴場かもしれない。
それぞれがそれぞれの思いでこの場所を使っている感じがした。

展覧会が終わるまでにもう一度足を運ぼうと思う。

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by jamartetrusco | 2015-05-13 04:11 | Arte di Ale(アレのアート)
2015年 04月 27日

JAPAN 写真展

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友人の詩人、作家、美術評論家のエルダ・トレス女史の監修による写真展
JAPANが4月30日より6月4日までフィルンツェのLe Murate内 Caffe Letterario Gallery
にて開催される。
写真はアレが日本との長い付き合いの中から瞬時目に止まる新鮮なイメージ、風物、風景
をその都度写真に納めた中から私が選び、そしてエルダが最終的に展覧会として
まとめたものである。
日本人なら慣れた風景として見逃す事象や色彩、質感をイタリア人のアレの眼に
面白い、不思議、美しい、と感じられるものである。
もちろん日本人の私も同様に受け止めることも多々であるけれど。
写真家ではないので写真としての完成度や技術などを見せるための展覧会ではない。
アレの画家としてのインスピレーションの源となるイメージの数々である。

日本の機微、細部との遭遇から生まれ得たアレの作品の数々。

その意味での写真展である。
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by jamartetrusco | 2015-04-27 17:34 | Arte di Ale(アレのアート)
2015年 03月 21日

今年のOpen Studio

土日のFesta di Frittelle(サン・ジュゼッペの揚げ菓子祭)に合わせていよいよ
オープン・スタジオの開幕である。
昨日までの春らしい陽気ではないもののなんとか雨降らずにいてほしい。
3月21日、春分の日と重なって。
昨日は日食、この地ではやや光が暗くなったかな、ぐらいであったが
イギリス以北はかなり完璧な日食だったと聞く。

月と生き物との関係は大である。
月により人の生命、営みのサイクルがある。

今年のオープンスタジオはどんな出会いがあるだろう。

これから一気に忙しくなる。
ロス、東京、京都、そしてフィレンツェにての写真展。
4月26日オープン予定の写真展はアレと私が過去20年に渡り日本にて撮り続けた
写真を選りすぐって展示するもの。
アレの制作の源泉となるようなイメージの数々。
アレの心を揺さぶった日本との出会いの結晶が集結する。
写真家でないから専門家の画像とは違うが見るものの「眼」が活きる写真である。
そこから彼の絵画がどのように生まれてきたかを知ってもらうためもある。
Firenzeの元は監獄だった場所、Le MurateのCaffè Letteraraioにての展示となる.
普段の展覧会とはまたひと味違ったものとなるだろう。

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by jamartetrusco | 2015-03-21 23:05 | Arte di Ale(アレのアート)
2015年 03月 08日

Idoli

Idolo という言葉は日本語に訳せば「偶像」なのであるがどうも意味が偶像崇拝の
ように否定的な暗喩があるようで雰囲気が違う。
また英語でIdol-アイドルーと呼べばその使用があまりにも限定されていて、本意から遠のいてしまう。
イタリア語で言うIdolo-イドロはどこか太古の香りのするひとがたの像。
神でもあるような人でもあるような、そして神聖さの中に土臭さのあるようなユーモラスな
像である気がする。
だからアレの彫刻はあえてIdoloとのみ呼びたい。
先日セルジョから貰い受けてきたオリーブ木片はどんどんとIdoloに変身しつつある。
次々とひとがたのような動きのある形体へとなり、それが増えれば増えるほど力を
増していくような気がする。
3月19日のサン・ジュゼッペの聖日に合わせて行われるこの集落の祭りにまたオープン・
スタジオを開幕させようと計画中。
杉の木の彫刻と合わせてこのオリーブのIdolo達も顔見せできるだろう。
冬眠の穴蔵からのっそり起き出したかのように。

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by jamartetrusco | 2015-03-08 17:34 | Arte di Ale(アレのアート)
2015年 02月 05日

セルジョよりのプレゼント

早2月。日本に1月中帰郷して帰ってからすでに1週間近い。
こちらに戻るときは時差ぼけは良い方向に働くのは何故。寝るに困らず
朝はすっきり早起きができて仕事も数倍はかどる。
この時期は朝がいつまでも暗く寒いのはたまにきずだけれど。
翻訳に明け暮れる毎日、頭が冴えている朝の有効利用は本当に有り難い。

今回の滞在でアレの東京展の予定が決まった。また暑い夏の時期で
はあるが、お盆開け、10年ぶりの東京での展覧会。回顧などと大げさ
ではないにしろ、過去手がけてきた作品と新作を混ぜながら構成したい
と思っている。

拙ブログを開始したのがちょうど10年前のアレの展覧会の後の年。
おかでこちらもほぼ10周年が近い。最近は更新もぼちぼちではあるが
とにかくやめずに続けることが大事かもしれない。

昨日農家のセルジョ氏に自家産ワインを買いに行き、彼の納屋に積み上げて
あるオリーブの木片をいくつか譲り受けてきた。
去年の夏以降木彫に熱をいれているアレでどんどんとその腕をあげてきている
この頃。
杉の木でできた杉の木のシルエット彫刻も始めた当初よりその質は数段と
高まっている。

オリーブ剪定の名手と呼ばれるセルジョ氏。剪定後まだ暖炉にくめられていない
オリーブの枝や片などまるでインタレーションのように積み上げられている中から
彫刻として成り立つような片を頂いてきた。
すでに少し彫り上げた作品を見せたら「考える人」のような形、との彼のコメント。
セルジョ氏はなかなかの博学である。

アレの夜なべ仕事で、一晩ですでに外皮を削り、原型となったオリーブ、並ぶ。

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by jamartetrusco | 2015-02-05 18:00 | Arte di Ale(アレのアート)
2014年 11月 10日

Artisti del Chianti ーキャンティのアーティスト

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Artisti del Chiantiという本が出た。出版記念は10月25日、ちょうどロンドン出張
に発つ当日で、あいにくオープニングにはでられなかったが、サン・フランチェスコ
教会美術館の中庭と内部に展示されたキャンティ地方にて活躍するアーティスト
を集結した本。アーティスト一人につき1ページから2ページの作品画像と紹介文の
ついた雑本であるが、それでも一応トスカーナ文化協会(Associazione Toscana Culutura)
が校正出版した本。

監修したのはグレーベ出のまだ若いカテリーナで、夏のある日自宅に電話があり、アレの紹介も
含めたいということでその後数回のミィーテングにて10月末の出版記念の日を
迎えた。

彼女の実家はこの教会のまさに目の前の家である。いつも通っていた道、杉の
木を3本表した煉瓦のシンボルマークが家の門についている。以前教会前に
3本の杉の木があってそれを記念してつけたそう。
アレの最近制作する杉の木の作品との不思議な縁も感じる。

ところでスペインからの旅人が家の前にある杉の木について面白い逸話を教えてくれた。
スペインでは家の前に杉の木が一本あれば「ワインをどうぞ」という意味、
2本あれば「ワインと食事をどうぞ」という意味、3本あれば「ワイン、食事、そして
どうぞお泊りください」という意味があるそうだ。
杉の木が墓地に植えられていること多いイタリアとは大分違う。
ともあれイタリアの糸杉の木はどこか人間の生き様と切っても切れない歴史がある。

さて教会内の展示、絵画の作品は展示空間もあまりないので彫刻で参加した。
せっかくなので オリーブ、アーモンド、糸杉、マロニエ
この地を代表する4種の木からなる彫刻作品を出展した。

題して、'Abraccio di Natura'、「自然の抱擁」。

木の作品なので完全に屋外に置くわけにいかないので中庭の屋根下に置いた。
太陽が当たらないので明るさに欠けるが、まあ仕方がない。
こういうグループ展はそれぞれの作家の魂が全く感じられず、いまいち面白くないのが
通常である。

ひとつのまとまった展覧会の中で作品を時代を通して展観することによって
今まであまり興味のなかった作家を再評価する場合が多々ある。
であるからこのような一作家一点というのはまさに最悪な展覧会と言えるが、
キャンティの作家展望という名目があるのでそれはそれとするしかないだろう。

今回つくづく思ったのは疑問をもたずに突進できる若さの肯定的エネルギーである。
知り合ったカテリーナはまだ20代だろうか。本当に情熱があって仕事への真剣さも
あり、対していて気持ちがよい。
カテリーナの今後に期待したい。


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by jamartetrusco | 2014-11-10 04:42 | Arte di Ale(アレのアート)
2014年 10月 10日

夜の工房

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夜、外に一歩出ると。
静けさが満ちてそれだけでひとつの世界を作るようである。
作品が必要のないような空間。

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by jamartetrusco | 2014-10-10 03:59 | Arte di Ale(アレのアート)
2014年 09月 26日

最高の妙薬

毎日家の扉の外で制作している。
真っ暗な人工照明だけが頼りのスタジオから脱出して3ヶ月。
人通りのある目の気通りを避けてやや奥まった我が家の目の前のスペースで
制作を始めて3週間弱。
最初はなんだか居心地が悪く、恐る恐る外に出て始めたWork in Progress。
ぴゅーと風が吹けば紙の作品は飛んでしまうような危うさはあるものの、毎日
続けていたらなんと楽しい空間だろう。
本当に興味のある人たちだけがやってくる場所。
遠くから展示している作品を見て「この先には何が?」と思って階段を降りて
くる人のみと対応できる制作空間。
来る人との対話。作品を買ってくれる人との情熱ある会話を通して自分の制作
を確認できる機会をもたらしてくれる。
毎日の人々との接触で自分が成長していくのが手にとるようにわかる。

人との出会いが生きる上でなんと大切か。
毎日わくわくする、アレとの会話がどんどんと弾む、ということへの感謝。

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by jamartetrusco | 2014-09-26 04:01 | Arte di Ale(アレのアート)