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2011年 08月 25日

自然ー生きる

お盆休みが開けてから友人の新居にお邪魔させてもらった。
京都から20分ほど行った、滋賀県内の自然豊かな土地に住む。
周りは見渡すばかりの蒼碧とした田んぼと木々生い茂る山々。
琵琶湖も近い。
山あり、谷ありの自然はどこか我々の住むキャンティの地方を想起するが
それよりさらに厳しい。暑さも寒さも日本の湿気の粒が混じっていて
イタリアの石と太陽のからからとした自然と対照的に露にまったりとした木と
土の自然である。まさに神社にまつられる神々の存在大なり。
葡萄酒を飲むバッカス神ではなく酒を飲み笑い涙するどこか怖い感じの
猩々の神が宿る。
しかし自然に囲まれて生きることの素晴らしさ。
私もいつしか田舎を心底愛する人間となったようである。
都会生まれの都会育ちであったのに。
都会の喧噪と煩雑な日常生活、何もしないのに毎日が過ぎていく感覚。
これは都会で住むことの善し悪しである。
その日常から離れてふっとこのような自然に囲まれると時は瞬く間に自身の
歩みを見せつけてくれる。
すっーと生きている感じが戻ってきて、細かい自然の機微が生きる上での
焦点になってくるのだ。

すっかり良い気分になった3日間の滞在。AiさんJunさんありがとう。
今回の滞在で初めての心と体の休暇をありがとう。

来週よりいよいよ大阪での展覧会、忙しくなる。

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by jamartetrusco | 2011-08-25 10:04 | Vita (人生)
2011年 08月 15日

送り火

明日は送り火。五山の焚き火は例年晩夏を象徴する行事であるが。今年は8月に
入ってからの猛暑が連日続き、まだまだ夏真っ盛りである。
京都はこの2週間に渡り七夕の祭りが町の川沿いを灯している。
ついこの数年始まった夏の催しで歴史の重みはない。祇園祭と送り火の
合間の観光推進事業だろうか。
とはいえ夏の祭りはどんなものであれ楽しい。夕暮れ時から灯される明かりは
水に映えて美しいものである。と思って足をのばした。
しかし三条大橋から四条にかけての鴨川沿いに置かれた笹の木に七夕の星の
銀河にちなんでつけられた白っぽい点灯はいかにも風情がない。
床を彩るぼっーとした暖色の丸点灯と不調和である。
まるで品のないクリスマスツリーみたい。
なんでこんな風情のない光を考えつくのだろう。
がっかりして早々に三条にむけて戻るものの、今度は三条から御池通りに向けての川岸にある
丸い竹籠の中を灯す明かり、風とともにちりんちりんと微かな音色を出す風鈴がつけられて
ころころと転がるのを見た。
こちらはやっと京都らしい美しい風景を作り出していた。

脈々と繋がる時の流れと人の魂の根源に根ざしていない祭りはどこか薄っぺらである。
そこに美しさがなければおいておや。

明日の送り火も今年は陸前高田の被災した松の薪を燃やす燃やさないで議論を
醸していた。放射能汚染された可能性のある薪を燃やすことへの批判、そして
燃やすのを中止した送り火の保存会への批判。最後には結局松の代わりに
燃やそうと別の薪が届いたのだがそれらからセシウムが検出されてやはり断念という
こと。
汚染された木を供養のためとはいえ別の土地で焼くというのは現実的でない。
松に願いを混めた方々の心からの願いは本物である。
しかし汚染された薪というのはまた別問題であると思う。
心情の要因だけでこういった現実の問題を直視せず、議論を醸し出す場を作ること自体
どこか感情的であると思う。

震災でなくなった方々への心よりのお祈りを込めて今年の送り火はずっしりと重い。

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by jamartetrusco | 2011-08-15 11:12 | Paese (土地柄)
2011年 08月 06日

個展のご案内

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アレッサンドロ・ヌティーニ作品展の大阪にての開催のご案内。
お近くにお越しの際は是非お立寄ください。

「心象風景ー万物流転」 
Paesaggi ImmaginariーTutto Scorre, Nulla E'

ギャルリ・プチボワ
大阪市西区南堀江2丁目13−30 サンスイートビル2階
Tel/fax: 06 6531 8436
Petit Bois
2011年8月29日(月)ー9月10日(土)
開廊時間 11:00−18:30
会期中無休
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by jamartetrusco | 2011-08-06 17:18 | Arte di Ale(アレのアート)