<   2013年 01月 ( 4 )   > この月の画像一覧


2013年 01月 28日

インスピレーションとは?

「書く」ということもインスピレーションが必要であることをつくづく感じるこの頃。
2年間、知人に依頼を受けイタリアを話題にしたブログを月に8回も書かなければ
ならないという状況に置かれて、頭脳がいささか消耗したようである。
きりきりとネジが回っていたのが逆周りしているような感じ。
どうもこのごろ「書く」こと自体へのインスピレーションが湧いてこない。
何か「はっ!」と思える思考や精神への刺激がおこるときに筆が動くようである。
マンネリの繰り返しが毎日が続くと自然と想像力も衰える。

「書く」ということはインターネット氾濫の今の時代にはある意味では大変な
努力が必要な気もする。あまりにも多くの情報が毎日目の前に飛び込んできて
考える余地もないようだから。
鉛筆と紙で書いていた時代はつい最近のこと。辞書をひきながら翻訳していた
あの時。今ではインターネットの検索が辞書の代替である。
すべてが楽なようで頭脳の低下を促すような感じがしてならない。
以前はクリスマスには限られた友人に懸命にクリスマスカードを書いて郵便にて
送っていたのに、今ではemailにて簡易な挨拶。
一瞬にして消してしまえばおしまいのカード。郵便にて受け取ったカードはいつまでも
手元に残る。物質として残るのが良いとは限られないけれど、現像された写真は後に
は怖いほど生々しくその時の情感を蘇らせてくれる。
私の世代はちょうどひとつの時代と次の時代との狭間でどちらの世界の良さも
身近に会得した世代であると思う。
テクノロジーの恩恵を有り難く思う反面、鴨長明のように解体自由自在な方丈に
身を置いてアナログの精神構造を享受したいと思う今。

f0097102_553832.jpg

[PR]

by jamartetrusco | 2013-01-28 05:05 | Vita (人生)
2013年 01月 13日

ブルーアート展

Light It Up Blueという自閉症への理解を深めようという世界的規模のNPO組織の
企画するプロジェクトの一貫としてブルーアート展が今年日本の展覧会場
3カ所にて開催される。
主要な展覧会は大阪の梅田スカイビル内の空中庭園展望台。今年の3月末から。
以前にも日本での展覧会への参加を可能にしてくださった横澤氏がこのプロジェクト
に関わっておられアレも協力してもらえるだろうかという打診があったのが去年の秋頃。
ブルーという色に関連した作品という依頼で、その場で制作した。
2点描き終えて11月帰郷したおりに持ち帰った。
先日紹介したブルーの作品ともう一点が今回の青の風景画。

どちらの作品か、または2作品とも展示されるのかわからないが、大阪展には
出品して頂けるのだと思う。実際にプロジェクトに物理的には参加できないが残念であるが。

送っていただいた趣旨のページの一部を紹介したい。

「オーティズムヨーロッパ創立 30 周年記念事業、
国連郵政事業 60 周年、
国連制定 世界自閉症啓発デー 推進プログラム 欧米日・総合芸術展 ブルーアート展
純粋に繊細に生きる子供たちの心へと暖かな光が降り注ぐ。
新時代へのテーゼとなる回天のプロジェクト
このたび開催が決定した「ブルーアート展」は、国連総会において毎年 4 月
2 日に
実施される、世界自閉症啓発デーの関連事業として産官学連携体制から 開催される、
特に自閉症の子供たちの社会への理解と啓蒙を目的としたプロジ ェクトです。
開催は、4 月の世界自閉症啓発デー開催に向けての 2013 年 1 月から 3 月のおよそ 3 ヶ月、
東西選抜展の名古屋と神戸、そして本展の大阪と、三都市 を巡って開催される、
一大プロジェクトとなります。

ブルーは、オーディスムのシンボルカラーとして定着しています。
ブル ーは、平和、そして創造性を象徴する色彩として知られています。
そして、ブ ルーは、常人にはごく普通の環境であっても、五感の過敏な自閉症の
子供たち が耐えきれず混乱してしまった際に用いる、視覚的鎮静効果としても
用いられ ています。


《ブルーアート展》

会期
2013 年 3 月 26 日~ 4 月 7 日


会場
  本展特設会場 梅田スカイビル 39 階 空中庭園展望台
住所  
大阪市北区大淀中 1-1-88

  
主催
  LIUB 2013 ブルーアート展実行委員会

f0097102_5163763.jpg

[PR]

by jamartetrusco | 2013-01-13 05:20 | Arte di Ale(アレのアート)
2013年 01月 12日

彫刻と絵とミヌー

制作者の家に住んでいる猫は自ずと傍らにある者の営みとともに歩むかに見える。
ミヌーはもの静かで、ややずる賢くて、人懐っこく、でも自分の欲求を満たすまでとことん
と追求する頑固な猫である。
そしてアレのスタジオにいるのが大好きだ。特にアレが木を彫っているときに傍らに
鎮座しているのが好きだ。
木が彫られる度に出てくる木屑を体に浴びながらいかにも満足気な様相である。
オリーブならば彫りたての表面をアレの目が離れているうちに舐めたりしながら。
作家の孤独な世界と猫の孤独な世界がひとつの凛とした調和を作りだしている。
いつ撮ったのかアレの彫刻の上にちょこんと座ったミヌーの写真。
その誇らしげな顔が素晴らしい。

f0097102_17471376.jpg

[PR]

by jamartetrusco | 2013-01-12 17:45 | Arte di Ale(アレのアート)
2013年 01月 04日

2013年

2013年という新しい年を迎えて正直戸惑いを感じている。
2013年という言葉自体サイエンスフィクションのような非現実的な響きがある。

小さいときに2000年という時がいずれ訪れると想像して
なんとも怖い気持ちがしたものだ。
あっという間にその2000年が過ぎ、人間の裏側のみを削ぐような
厳しい時代を過ぎて今に至る。

2013年。いったいどんな年になるのだろう。
今年の夏はまた大阪にてアレの個展を控えている。この世の終焉とマヤ時代に
予言されたにも関わらず何事もなく過ぎていった暮れ。

しかしマヤ人は正しかったと思う。この世の終わりとは今の人間の異様な
社会状況を予言したのだろう。
金あるもののみが生きるに値するという今の世の中。
価値観自体が根底からくつがえされた異様な様相のこの世界。
これが世の中の終焉でなくてなんであろうというのか。
突然と消滅する恐竜のようなドラスティックな終焉でなくても終焉というのは
あると思う。
どこかの惑星が爆発して地球まで破壊されるというのが世の中の終焉では
ない。

今の人間の精神構造自体にこの世の終焉をまさに語る異様さがある。

人間はあくまで自然に生きる生き物なのであるからその自然の摂理を無視したような
生き方を数十年続ければ自ずと自殺行為となっていくに違いない。

そんなことを想いながら新年を迎えた。

アレの青の絵。青は心を落ち着かせる何かがある。

f0097102_581434.jpg

[PR]

by jamartetrusco | 2013-01-04 05:11 | Arte di Ale(アレのアート)