2009年 07月 18日
ヴォルテッラから海へと向かう風景はシエナから南下するVal D'Orciaの風景と並んで トスカーナで最も美しい地域と思う。 私たちの住むキャンティ地方も葡萄畑とオリーブ畑、糸杉の混ざり合う美しい風景では あるのだが、慣れてしまった目にとって色が単一である。緑の濃淡が変わるぐらいで インパクトのある色彩が不在である。土地も広大なる広がりがなく、どこかこじんまりしている。 それに比べてVolterranaーヴォルテッラへの道ーの周囲は何度通ってもその季節ごとの 色と土地と緑の起伏ある調和と対象の美に感動するのである。 海に日帰りでいった先日、再び目にしたのはひまわりの黄色、粘度質の灰褐色、濃い緑、 薄緑、空のブルー、これらはイタリアの色と言えようか。 ヴォルテッラがエトルリア人の大事な根拠であったことが納得できる立地条件と自然の雄大さ。 車もほとんど通らない海からの暑い風の吹き抜ける道を走りながら、この自然を凝縮してイメージに捉えることは可能なのだろうか、と考えた。 現在アレが黙々と試みていることである。
by jamartetrusco
| 2009-07-18 21:25
| Natura (自然)
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