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2014年 02月 03日
今年も1月が既に過ぎて、はや2月、初午を明日に控える。 午年の2014年の初午はやはりどこか特別な感じがする。 そしていよいよ立春でもある。少しづつ春の気配が感じられる頃か。 イタリアにいるとこういった日本の季節の機微を感じさせるこのような季節行事が 妙に懐かしくなる。 クリスマス、大晦日の祝いを過ぎれば2月末にかけてのカーニバル謝肉祭が あるのだが、どうも日本人のDNAには訴えてこないのである。 その昔のエトルリアやギリシャ、ローマの多神の宴が姿を変えてカトリックという精神文化の オブラートに包まれた現在のヨーロッパの祭りは細かな自然の変化を日常に入れ籠んだ 日本の行事とは一寸異なる気がする。 カーニバルの後はイースター復活祭、そして夏へと向っていくイタリア。 京都にいれば初午と時期を同じくして節分、梅も見頃、3月雛祭りの後はお花見、 そして5月の新緑美しい葵祭とその月ごとに自然の色の移ろいをそのまま映したかのような祭りがあるものだ。 雨ばかりのこのごろ、お日様は何処に? 幸い気温はあまり低くないものの枯れた自然の 色と低い灰色の空を見ていると、冬ながらもどこかに自然の神様の存在を脈々と感じる 日本が良い。 やはり私の中には日本の神々がいる。
by jamartetrusco
| 2014-02-03 18:17
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