2006年 08月 07日
暮れ行く中テラスにて食事をし、ワインを飲む、夏の夕刻。 イタリアの夏の夜の贅沢。空には満面の星。月はちょうど半円である。 見えるのは遠いグレーベの町の灯火と、丘に点々とついた家の明かりである。 夏の夜に思うのは闇の中の月光の美しさ。いつまでも夜の外気にふれていられるから夜の香り、色合い、音、風など、すべて体感できるのである。テラスにワイン片手にぼんやり座ってじっーと静かなる闇と月光の空間に身を置いて心と耳を澄ます。 そうするとなんだか彼方の空と月に一体化できるようだ。 満月の夜はまた素晴らしい。本当に狼男の伝説が生まれ得る光である。アレとともに住み始めて初めての夏、満月を浴びてテラスにて素っ裸になって踊ったことすらある。ワイルドな真夏の夜の夢。 もしイタリアを離れることがあるなら、後になって一番心に残り、懐かしく思う風景であると思う。
by jamartetrusco
| 2006-08-07 01:07
| Natura (自然)
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