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トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera

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2015年 06月 28日

縄張り

隣人に子猫が二匹やってきた。ジュリアのお爺さんから譲り受けてきた子猫。
赤い虎猫のジェッポと真っ黒なアデリーナ。まだ1ヶ月ぐらいだろうか。
ジェッポは雄猫でやや大きい。女の子のアデリーナはやや未熟で生まれたのか
細々としていてまるでコウモリみたに真っ黒。瞳も黒くて暗闇では見えないくらいである。

赤猫は以前我が家に出入りしていたビルバもそうであったがどこか冴えていると思う。
好奇心も旺盛で常に意思疎通にも長けている気がする。
単なる思い込みかもしれないが。
しかし実際のところ様々な映画に登場する猫は必ずと言って良いほど赤猫である。
思い出すのは難しいが最近ではインサイド・ルーウィン・デイヴィスに登場したのも赤猫。
統計的に言ってテレビ、映画のドラマに猫が出てくる場面は必ずと言って赤猫である。
つい最近ニュースで話題になったオーストラリアの買い主のチップを
入れていて遙彼方のアイルランドにて発見された高齢25歳の猫も赤猫であった。
買い主は見つかるのだろうか。。

さて我が家の問題はこの子猫2匹を我が猫ミヌーが受け入れていないことである。
少しずつ近寄っているようではあるが、ミヌーはこの子猫が近づくと威嚇する。
ミヌーがちょうどジェッポぐらいの年齢で我が家に来た時は出入り猫のビルバ
が母親代わりをしてくれたのを思うと、ミヌーは母性本能がないのか。
了見の狭さにがっかりする。
一概に猫と言ってもそれぞれ性格が違うから仕方がないが。。
縄張り意識のせいか。
そのうちに仲良くなってくれることを願うばかりである。

縄張り_f0097102_537630.jpg


# by jamartetrusco | 2015-06-28 05:39 | Natura (自然)
2015年 06月 17日

雨、太陽、虹

このところ毎日午後になるとにわかに曇り、雷、そして雨。
安定した夏日和ではない。
嵐のような風、雨の後、こつ然とあらわれた虹、ここまで完成した
虹も初めてみた。

虹の下には宝と言うけれど。

毎日忙しい。

雨、太陽、虹_f0097102_471746.jpg


# by jamartetrusco | 2015-06-17 04:07 | Natura (自然)
2015年 05月 27日

亀のジージョ

下のアパートの住人のトビアとジュリア。庭の畑はだんだんと青さを増し、次第に
本格的なOrto,野菜畑の様相となっている。

ところで、トビアがウィーンに住んでいた時から飼っているという亀のジージョ。
水生の亀なので、ここに移って当初は浅い石の水槽に水をはって入れていたが、
水が浅くてあまりにも日当りが良すぎる場所だったこと、また一度出てしまうと
戻れない構造であったためか逃げ出して、早やくも行方不明となる。
随分と庭を探した末、やせ細った姿で発見、その後も水に戻す度にまた消えて、
数回繰り返した末今度は四角い金魚を入れるような水槽を庭の一角に埋め込んで
水をはった。その周りに煉瓦や木の片を置いて出入りができるようにした。

そのおかげでジージョはやっと落ち着ける住処を見つけたと見える。
ちょうどズッキーニの大きな葉の影に隠れ、午後には太陽がさんさんと当たり、
甲羅干しもできる最高の場所である。
物音がするととぽん、とすぐに水へと逃げ帰ることができるのも最適である。

そーと近づいて午後の日光浴をするその姿を撮影。
首を一生懸命延ばしてリラックスしているジージョの盗み撮り。可愛い。

我が家にはすでに猫が家族の一員であるが、この新たに仲間入りした生き物の
住民と共存する楽しさを感じる。

亀のジージョ_f0097102_0103894.jpg


# by jamartetrusco | 2015-05-27 00:13 | Natura (自然)
2015年 05月 14日

スティーブ・ハケットの最新アルバム

このところはまりにはまっている元ジェネシスのギタリストのスティーブ・ハケット。
3月末に発売された最新アルバム、「Wolflight」は過去の彼のすべてのアルバムの集大成と言える。
ワールドミュージック、クラシック、プログレシップ、なんと呼んでも良い。
スティーブ・ハケットは近年稀にみる創造力豊かな音楽家。
そして65歳の今でもそのエネルギーに圧倒される。全く衰えることがない。
今までの彼のアルバムはその中に20%ぐらい気に入らない部分が常にあった。
自分以外のシンガーに依頼して歌ってもらったりするのだがそれが妙にあわなかったり、
またブルースの音色がやや場違いだったり、あーまたこれ、というような効果音、変に装飾的な音を試みた一連の過剰旋律も。
でも今回の新アルバムはそれがすべて昇華されてどの曲もそれぞれが完成されている。
ついにスティーブ、ヤリマシタ、と賞賛したい。
個人アルバム「Voyage of Acolyte」を発表してはや40年、その40周年記念のコンサートを
9月から欧州にて開始する。
もちろん、行くしかない。

# by jamartetrusco | 2015-05-14 05:35 | Musica (音楽)
2015年 05月 13日

サン・フランシコへ旅発つ

この大きな杉の木と塔の油絵がついに永遠なる住処を見つけた。
サン・フランシスコから来た女性のお宅へ。

サン・フランシスコというと即スコット・マッケンジーの’If you're going to San Francisco...'
やザ・ママス&ザ・パパスの‘California Dreamin'などの60年代の大ヒット曲を思い出す。

60年代、平和と愛を奏でた素晴らしい肯定的な時代、フラワーパワーの
代表と言える音色である。その頃を思い出すと懐かしさで涙がでるほどだ。
現在のどこに行き着くでもない真っ暗闇、見えない敵と勝ち目のない戦いを強いられる
鬱の今このごろとは対照的な躁の時代。
古い価値概念を打ち壊していこうという新しい道へ向けての希望とエネルギー溢れる60年代。
もちろん反戦運動などを介しての若者パワーのほとばしる時代。

そんな自己意識の中で思い出深いサン・フランシスコについに空を飛んで行ってくれるアレの杉の絵。
それも素晴らしい心の持ち主とすぐにわかる方の元へ。

有り難いという言葉だけが心を満たす。
5月13日記念すべき日。

サン・フランシコへ旅発つ_f0097102_22175690.jpg


# by jamartetrusco | 2015-05-13 22:21 | Arte di Ale(アレのアート)